昨日、シンセサイザー音楽家・姫神の、伊勢神宮内宮神苑での奉納演奏を聴いてきました。本日はその模様を紹介します。

11時半頃に伊勢神宮内宮に到着し、架け替えられたばかりの宇治橋を渡っているとシンセサイザーの音色が聞こえてきました。音の方へ向かうとそれは紛れもなく姫神の楽曲「虹祭り」。姫神の星吉紀さんがインフルエンザ予防(?)のマスクをしてリハーサル中でした。その後「風日ノ御路」も演奏され、この2曲を本番でも演奏するのだなと思いつつ正宮へ参拝しにその場を立ち去りました(あまり聴いていて曲目が分かってしまってはつまらないので)。
▼リハーサル中の会場
姫神奉納演奏

正宮と風日祈宮(ここへの参道が「風日ノ御路」のモチーフになっているというのを読んだのは星さんのブログでだったか他の方のブログでだったか・・・)を参拝した後、会場へ戻り、100席ほどあったパイプ椅子の一つに腰掛け、演奏開始を待ちました。

13:00、星さんが登場し(マスク無し)、シンセサイザーの前へ出て挨拶。まず、宇治橋が架け替えられたことの紹介。そして、先代が19年前にこの内宮で演奏したということで、「同じスタートラインに立てた気がする」と述べられていました。最後に「今回は奉納演奏なので、お話も、曲紹介もありません。ただ演奏する姿をご覧頂ければと思います」という言葉の後、演奏が始まりました。
▼演奏風景
姫神奉納演奏

<曲目>

1.(曲名不明)
プロローグ的な楽曲で、はっきりしたメロディーラインはなく、水琴窟の音がたくさんなってる感じというか、ビー玉がグラスにたくさん落ちている音というか、鐘の音というか、カランコロンというか、カンキンコンキンというか、そんな感じの音色が延々続く曲。どことなく宮沢賢治の世界っぽかったです。5分以上あったでしょうか、次の曲はいつ始まるんだ・・・と思い始めたとき

2.千年の祈り
「千年の祈り」のイントロが始まりました。今回はシンセサイザーのみで姫神ヴォイスは参加しておらず、そのパートをどうするのかなと思っていたらシンセサイザー(琴のような音色)で演奏。インストバージョンもなかなかのもので、メロディーラインがしっかりしてるのだなと実感。

3.風の祈り

4.壮麗詩~大地の祈り~

こちらはヴォイス部分が省かれていました。

5.青天赤天(アオアマ、アカアマ) ※
この曲の間、星さんはシンセの調整をし、楽譜の配置を変え、そして舞台後方のパイプ椅子に着席・・・ということで演奏なしで曲だけ流れているという状態。「ん?」と思いましたが、こうした曲がこの後も数曲おきに入り、どうもMCの代わりに演奏のインターバルをとるためと、次の曲へのブリッジ的な役割、そして機材や楽譜の調整の時間を稼ぐという一石三鳥を狙った手なのではと・・・ただ「青天赤天」は音の数が多い分、違和感が否めませんでしたが・・・まあしょうがないか(汗)。ヴォイスは省かれ、鳥の声が入っていたりといったアレンジがなされていました。
(以下、こうした“演奏なし”の曲には、曲名の最後に※印を付けています。)

6.貝の光
2005年の福岡でのコンサートで聞いて感動した楽曲。ということでまた聴けて嬉しかったです。ただ、福岡の時のように山本友重さんのバイオリンがあった方が良いなとも思いました。

7.十三の砂山

8.十三の春

この「十三の春」が良かった!姫神史上で初めて吉紀さんが作曲した曲で、2年前の伊勢神宮外宮での奉納演奏でも披露されました。どうもその2年前に黒澤博幸さんが津軽三味線で演奏された部分が今回シンセサイザーに置き換えられたようなのですが、その部分がかなりかっこよかったです・・・いや、別に津軽三味線バージョンが悪いということじゃないですよ(汗)。

9.山神祭(バックトラックのみ) ※

10.虹祭り
リハーサルで一部を聴いた曲。

11.祭り神
ヴォイスなしバージョン。ノリノリの曲が続き・・・

12.(曲名不明) ※
この曲が何なのかさっぱり分からず。今思い返しても音の数が少なかったという印象しか残っていません。何かのバックトラックだったのかなとも思うのですが・・・。
奉納演奏開始からしばらくして太陽が雲に隠れることが多くなり、また冷たい風が吹いて、この曲の頃から本格的に寒くなってきました。ジャンパーを持ってきていてそれを着たいのですが、ガサガサ音をさせて周りの方に迷惑かなと思い自重。以下寒さと戦いつつ聴くことに。もっとも寒いのは星さんも同様のようで、後半、丸めた手に息を吹き込む姿が何度か見られました。

13.山の神

14.天翔ける

あっ「炎の柵」だと思ってメモにもそう書いてしまいましたが(曲目をメモってました)、思い返すとどう考えても「天翔ける」。なぜか時々この2曲がごっちゃになってしまいます。

15.火振り神事
メドレーのように「天翔ける」と続けて間を空けずに演奏されました。

16.真白幾笛(バックトラックのみ) ※

17.遠い日・風はあおあお

18.空の遠くの白い火

この曲を生で聴いたのは初めてでしたが、良いもんですねえ。

19.月のあかりはしみわたり

20.蒼い黄昏
 ※

21.大地はほの白く

22.大地炎ゆ

23.浄土悠遠

未CD化曲。2008年に世界遺産登録を目指す岩手県平泉のイメージソングとして作られました。私はテレビ岩手のニュース映像をネット上で見て一部分だけは聴いたことがあったのですが、今回やっとフルで聴けました。優しく、壮大な感じのする秀作。序盤にだけ姫神ヴォイスの録音素材が使われていましたが、本来のヴォイスありバージョンはどんな感じなのでしょうか。CD化あるいはヴォイス参加のコンサートで聴くのが楽しみです。

24.風日ノ御路
ラストがリハーサルで聴いたこの曲でした。この曲が始まると同時に雲間から日が差し、終わりに近づくにつれて日が陰っていき、何だか舞台の照明効果のようで不思議な感動がありました。

演奏後、星さんはシンセサイザーの前へ出て一礼。拍手を受けて舞台から降壇し、舞台へ向かって一礼、また拍手、そして奉納演奏は終了しました。
MC無しということで、2時間の間に(“演奏なし”5曲を含めて)24曲も聴くことができ、大満足。姫神のインスト曲を堪能し、その素晴しさを再確認しました(やっぱり去年行かなかったのは失敗だった)。それにしても寒かった!終了後休憩所で呑んだ熱いお茶が五臓六腑に染み渡りました。

寒い中で演奏された星さん、お疲れ様でした。また来年もお願いします(笑)。
▼奉納演奏の看板
姫神奉納演奏

・・・そういえば、演奏の開始前から2曲目のあたりにかけて1頭のアカタテハが舞台上を舞っていました。「人の魂は死後に蝶になる」などと言いますが、もしかすると先代が・・・などとも思った、印象的な光景でした。

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