かの有名なベッコウトンボ。かつては地元、兵庫県にも生息していたが、10年ほど前から見られなくなったようで、生息していたという池を数年前に訪れたところ、ベッコウトンボがいないばかりか、水面にはたくさんのソーラーパネルが並んでいた。

ぜひ見たい、撮影したいとはかねてから思っていたが、今月4・5日に最も名を知られた生息地であろう、静岡県の桶ヶ谷沼へ1泊2日で行ってきた。ゴールデンウィーク真っただ中ではあったが、新幹線の「ひかり」は思いのほか空いていて自由席に普通に座れたのは嬉しい誤算。あっというまに新大阪から浜松へ。最近在来線に慣れていたので新幹線の速さには改めて驚かされた。

JR東海道本線の磐田駅からバスに乗り、バス停から徒歩20分で桶ヶ谷沼に到着。

桶ヶ谷沼

桶ヶ谷沼

沼の周りを歩いてみたが、ベッコウトンボの姿は無く、他のトンボも少ない。強い風が吹いており、その影響が大きそうだ。消沈しつつさらに歩くうちに、沼から少し離れた場所にトンボの保護用コンテナビオトープが並ぶ場所を見つけた。

桶ヶ谷沼

そしてこの場所でベッコウトンボと初遭遇。感無量である。しかし2日間の撮影の中でこの場所以外でベッコウトンボを見ることはなかった。2日間とも風が強くその影響だと思いたいが、いずれにせよこのビオトープにかなり依存して生息しているようではあり、沼からウシガエルの声が響いていたこともあり、生息状況は決して良くないという印象を持った。ここ数年の個体数調査でも減少傾向にあるようで、今年に関しては発生時期が早かったために調査日時点ではピークを過ぎていて個体数が少なかったのだろうという結論だったらしいが、そんなことを言っている間に消えてしまわないか心配だ。

▼2018-5-4/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼2018-5-5/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6(3・5枚目はトリミング)
ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

最後の1枚はメス。ほぼオスしか見られず、2日目に産卵シーンを目撃したこの1頭しかメスは見られなかった。

思えば昆虫撮影のための泊りがけの遠征は初めて。目的のベッコウトンボが撮れて満足ではあったが、コンテナビオトープの周りでの撮影というシチュエーションにはモヤッと感は否めなかった。

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