2017.09.16 カヤコオロギ
先日、雨が降る中見慣れないコオロギの仲間らしき虫を見つけた。

▼2017-9-12/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
カヤコオロギ

帰宅後調べてみると、マツムシ科(またはコオロギ科マツムシ亜科)のカヤコオロギと判明。チガヤなどのイネ科植物が生える林縁の草原に生息するが局所的らしく、兵庫県版レッドデータでBランク(絶滅危惧II類相当)に指定されている。翅が短いので幼虫かと思いきやこれで成虫。雌雄共に翅が退化している、鳴かないマツムシ(コオロギ)なのだった。

さて、驚くべきはこの場所の環境。近くに雑木林はあるが、上は駐車場、下は道路沿いの植え込みで挟まれた高さ5~10メートルほどの斜面で、駐車場造成時に桜の樹が植えられ、地面を覆うように小型のササが植栽されていたのが、放置されてチガヤが最優先種の草原と化したと思しき場所。こんな場所にどういう経緯でレッドデータに記載された昆虫が住むようになったのだろう。

そんな環境なので、いつ管理者の気が変わって除草剤や殺虫剤がまかれるか分かったものではない。撮れるうちに撮っておかねばと、今週は連日この斜面でカヤコオロギ撮影。翅は短く飛翔できないがよく跳ね。着地した先の葉でサッと裏側に回り込んだりもするので、たくさんいる割に撮りにくい。しかし中にはサービス精神旺盛な(?)個体もいて、ジックリ撮らせてくれる。

▼2017-9-13/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
カヤコオロギ

カヤコオロギ

▼2017-9-14/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(3枚目は深度合成使用)
カヤコオロギ

カヤコオロギ

カヤコオロギ

▼2017-9-15/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
カヤコオロギ

カヤコオロギ

▼カヤコオロギの食痕/2017-9-13/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
カヤコオロギの食痕
※中央にいるクモはシロオビトリノフンダマシ

カヤコオロギの食痕

葉を縁からではなく筋状に穴を開けるように食べるので、このような食痕ができる。独特なので、生息地の目印として使える。また、この生息地ではチガヤより地際の小型のササ(園芸品種?)の葉の方が食痕のつき方が激しい。もしかするとこのササが植栽された際に、卵が付いていて移入したのだろうか。

カヤコオロギ以外にも多様なバッタ・キリギリス・コオロギの仲間が生息しており、是非長く残ってほしい環境だが・・・。管理者へ雑草に覆われて汚いからなんとかしろというような苦情が入らないことを願う。

関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://erbaf.blog95.fc2.com/tb.php/2256-da74e401