来年の白山開山1300年を記念し、石川県の白山比咩神社の依頼により姫神がテーマ曲「組曲白山」を製作(ニュース記事)。全4曲からなり、その内「白嶺天照(はくれいてんしょう)」「御阿礼(みあれ)」「神厳の杜(しんげんのもり)」の3曲がYouTubeで公開されている。

▼白嶺天照

組曲のメイン曲。主旋律を尺八とバイオリンが奏でる。白山を照らす陽光や月光のイメージで作られたらしい。非常にシンプルなメロディーラインで、勇壮な雰囲気が醸されている。間奏がとても印象的で、音色が琴系のシンセ主体にガラッと変化。そして音色といい響きといい先代の「月のほのほ」が連想されるのだが、月光のイメージということで狙って組み込んだのだろうか。間奏の盛り上がりを経て再びの主旋律。終盤、尺八とバイオリンの向こうで奏でられているシンセのコブシがまわりまくっていてカッコイイ。なお、織り込まれた鈴の音は、白山比咩神社で巫女さんが使っているものらしい。(※2017年9月9日追記:この曲が組曲1曲目。)

▼御阿礼

おそらくは組曲の幕開けを飾る曲で、姫神流の雅楽といった趣き。笙(しょう)のような音色を背景に、雅楽であれば篳篥(ひちりき)が奏でるであろう旋律を、暖かな笛の音のシンセが紡ぐ。そして琴系の音色の伴奏と共に主旋律を奏でるバイオリン。ストリングスの作編曲を得意とする二代姫神の特徴も現れた、完成度が高い曲だと思う。先日発売の『富士の星暦 サウンドトラック』の「凛星」と同じくらい今私の部屋でリピート再生されることが多い曲。(※2017年9月9日追記:この曲が組曲2曲目。)

▼神厳の杜

もしかするとこちらが序曲かも。雪解け水(?)の流れる音や滴る音で始まり、琴系の音色と乾いた太鼓の音と共に、オーボエを少し篳篥に寄せたような音色で長い単音が奏でられ、それを追いかけるように暖かな笛の音色が同じ音階を奏でるということが繰り返され、そして水の音で終わっていく・・・というアンビエント。単調だが味わい深く、鎮守の森の静謐さをよく表していると思う。(※2017年9月9日追記:この曲が組曲3曲目。)

ニュース記事によれば組曲の残る1曲は「白山讃歌(はくさんさんか)」で、どうやら大庭桂さん作詞の合唱曲(?)らしい。



※29日「神厳の杜」追記・修正。
※2017年9月9日、曲順について追記。

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