先日、家の近くの路上で青く輝く蝶の翅の欠片が落ちているのを見つけた。こうした構造色を持つ蝶といえばコムラサキが頭に浮かんだが、色合いといい、かなり違和感を感じる。ここが日本でなければモルフォチョウと即答しそう。気になったので念のため拾って帰り、じっくりと観察。

▼美しい青い輝き
モルフォチョウの翅

▼角度を変えると青い輝きは消え茶色に
モルフォチョウの翅

▼裏側は茶色。向こうが透けるほど傷んでいる
モルフォチョウの翅

結論は、モルフォチョウ(メネラウスモルフォなど模様が無い種)のオスの右前翅の一部。色合いや翅脈の配置、大きさ(長さ3.3センチ)からの判断で、コムラサキなど日本の蝶ではありえない。

それにしても、なぜ日本の路上にモルフォチョウの翅が落ちていたのか。まさか地球の裏側からの迷蝶の成れの果てとは考えられないし、飼育個体というのもあり得ない。実はこれが落ちていたすぐ傍の家で、家具などを外のガレージに出して内装工事を行っている様子だった。モルフォチョウはしばしばインテリアとして標本や翅が入った額が飾られることがあるし、そういったものが外へ出される際に破損、飛散するというのはあり得る話だ。おそらくこれが真相ではないだろうか。

欠片ではあるが美しい。ときおり手に取って青い輝きを楽しんでいる。

モルフォチョウの翅

モルフォチョウの翅

※2016年9月12日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(4・5枚目は超解像ズーム使用)。

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