先日、売りに出ているのを見つけた購入したカセットテープ。

海渡る風の郷(作曲:姫神)/大東ふるさと太鼓

海渡る風の郷(作曲:姫神)/大東ふるさと太鼓

静岡県小笠郡大東町(現・掛川市)の和太鼓チームの楽曲が収録されており、町が自主制作したものらしい。いつ発売されたのかは中に入っていた解説の紙にも記載が無いが、「平成2年にスタートしたふるさと地域活性化事業により~」とあるから、1990年代前半と思われる。注目すべきは収録曲。

<収録曲>

A面
1.高天神城の譜(4部構成)/作曲:長沢勝俊
  I <田園>  II <遠雷>  III <乱>  IV <鎮魂>

B面
1.海渡る風の郷/作曲:姫神
2.大東囃子/作曲:小塩紘典 振付:田中泯 衣装:三ツ橋渡郎

B面1曲目の「海渡る風の郷」は、なんと姫神が作曲している。初代・姫神の星吉昭さんがこの大東町でのコンサート(1990年?)の際に和太鼓との共演用に作った楽曲で、二代・星吉紀さんが同所で公演した(2005年)際に復活させた・・・はずだが、情報元が今や見当たらない。たしか二代のコンサート前にこの曲を演奏する旨のアナウンスが当時の公式サイトであったのだと思う。

海渡る風の郷(作曲:姫神)/大東ふるさと太鼓

さて、「幻の音源発見!」とわくわくしながらカセットをセットし聴いてみた。おおっ、シンセも入っているではないか。大東ふるさと太鼓は太鼓と笛にシンセを加えた楽器構成と解説にもあるが、珍しいんじゃなかろうか。ただ姫神ファンとしては残念ながらだが、カセット中でシンセを演奏しているのは星吉昭さんではなさそうだ。「演奏メンバーはすべて町の有志で構成されている。」とあるし、そういうことなのだろう。伴奏に徹した平板なシンセパートである。

楽曲自体はなかなか面白い、コンサートに向いた曲だと思う。当然ながら和太鼓メインだが、「明けの方から」を思わせるウオーッという男声の掛け声で始まり、なんと歌入りである。和太鼓奏者と思われる男声コーラス(ハモッてはいない)で、縄文まほろば合唱団を連想させる素朴な歌だ。作詞が誰なのか記載は無いが、たぶん星吉昭さんか。声のボリュームが小さく、シンセに隠れてしまって聴きとりにくいが、

遠州灘の 風をたたえ
遠州灘の 波をほめて
サヤー サアーエー
サヤーアサーアエー


という風な詞だ(※2行目後半は特に聞き取りにくく怪しい)。

メロディーラインはあちこちに姫神っぽさがあり、終盤に4拍子から3拍子に変わる遊び心も楽しい。いつか姫神コンサートで聴いてみたいものだ。

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