ギフチョウといえばカタクリの花を訪れている姿が連想されるが、定番ともいえるそのシーンを撮ったことはおろか見たことすらなかった。これではいかんと思い立ち、先月16日に奈良県の葛城山へ向かった。近鉄御所駅から可愛らしいバスに乗り継ぎ(坂道発進でエンストした(笑))、さらにロープウェーへ乗り継ぐ。ロープウェーといえば運賃がお高い乗り物の筆頭格で、ここのも往復1250円。しかし今回鉄道区間で使用した切符「スルッとKANSAI 3dayチケット」の付属クーポンを使えば半額の630円で乗れる。

葛城山ロープウェー

11過ぎに葛城山上駅に着き、憧れのシーンを求めて探索開始。数分でギフチョウが姿を現し幸先が良い。なんでも自然研究路という散策コース沿いに良いポイントがあるらしいので、早速足を踏み入れた。しかし勇んで駅に近い側の入口から入ったのは失敗で、アップダウンの激しい山道を延々1時間歩くことになった。少し先のもう一方の入口から入れば10分ほどで着いたはずで、体力と時間を浪費してしまった。

カタクリの花@葛城山

ここと思われる場所を見つけ、ときおり中高年登山グループが行きかう中じっと待つ。斜面にカタクリが幾株も花を咲かせ、ときおりギフチョウが飛来する。しかしなかなか花にとまってくれない。まあ、そんな簡単に見ることはできないだろう。ツツドリの声や営巣しているらしい多数のハナバチの羽音を聞きつつ、気長に待つ。13時47分、目の前の花に突然止まった。慌ててカメラを構える。

カタクリにギフチョウ@葛城山

カタクリにギフチョウ@葛城山

構図にこだわる余裕は無く、撮った直後は後悔が残ったが、改めて見るとそんなに悪くないか。なんといってもその光景を目の当たりにし、撮れたというのは大きい。

20秒ほどで飛び立ち、道の下方の斜面の花へ移動したのをさらに狙った。

カタクリにギフチョウ@葛城山

カタクリにギフチョウ@葛城山

カタクリにギフチョウ@葛城山

結局訪花シーンのシャッターチャンスはこの2分間だけ。かなりな不完全燃焼。しかしその代わりといおうか、帰り際に地元では見たことがない交尾や吸水を見ることができた。一方が他方を押さえつけるような交尾は他の蝶のそれとはまったくイメージが違う。「春の女神」の愛称には似つかわしくない荒々しい一面を見た。

ギフチョウ@葛城山

ギフチョウ@葛城山

ギフチョウ@葛城山

ギフチョウ@葛城山



<おまけ>
山頂付近にもポイントがあるという通りがかりの人の話し声に触発されて山頂に行ってみたが、周辺に数株カタクリは咲いていたものの、ここぞという場所は分らず仕舞い。

葛城山山頂

※2016年4月16日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6(1・12枚目はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough)。

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