2月に行った道東の旅の模様の第9回。前回はこちら

網走監獄から乗ったバスは13:28網走駅に到着。これから乗るのは「流氷ノロッコ号」。機関車の老朽化により今シーズンがラストと言われている列車だ。この旅の目的の1つであり、ぜひ流氷とのコラボを楽しみたかった。が、流氷は接岸しておらず、それが叶わないのは残念至極。車両自体は7年前に「釧路湿原ノロッコ号」として運転されていた際に乗ったことがある。乗る意義が微妙になったが、手元には知床斜里までの指定席券があり、とにかく乗り込む。

流氷ノロッコ号@網走駅

「流氷ノロッコ3号」は網走駅を13:57に発車。次の停車駅は北浜駅である。自分の座席へ向かうと「SL冬の湿原号」に続いてまたもやストーブとそこで焼かれるスルメ。もうこの光景にも臭いにもウンザリだ。こんな演出は心底いらないと思う。外国人にはジャパニーズカルチャーとして受けが良いのかもしれない(中国人観光客がここでも多かった)が、乗った途端に降りたくなった。流氷も無いことだし、北浜で乗り捨てることにする。14:11北浜着。9分間停車し、ホームの展望台からオホーツク海(の流氷)を乗客が眺めるポイントである。14:20発。私は展望台上から見送った。コンデジで撮ろうとしたら内部のレンズが曇っており、急きょ一眼レフを引っ張り出して撮影。

流氷ノロッコ号@北浜駅

使っているコンデジはマイナス10度までの正常動作を歌っているが、ときおりカードを認識しなくなったりもして挙動がおかしい。手袋をはめていないと数分で手がかじかむのを通り越して痛くなる(このすぐ先に「凍傷」があるのだろうと思われた)ことからしても、気温がマイナス2桁なのは間違いなさそうだ。

この駅での下車も7年前に続き2度目。駅には「停車場」という喫茶・レストランがあり、前回は名物「停車場ランチ」を食べたが、その後「ホタテカレー」も名物だと知った。今回はそのホタテカレーを食べようと思う。幸い、体調もこの旅で一番ましな状態。食欲もある。カウンター席に座り、早速注文。

停車場@北浜駅

ホタテの貝柱がゴロゴロと入っている。この火の通り具合が絶品だった。焼き過ぎず、ちょっとレアな感じが素晴らしい。名物に美味い物無しというが、この停車場に関しては例外だ。前回のランチといい、今回のホタテカレーといい、実に美味しい。

そして忘れてはならないのがこの店の雰囲気。色んな鉄道グッズが散りばめられ、全体としてレトロな雰囲気が漂う。窓の向こうはホーム。その向こうはオホーツク海。窓辺のボックス席は旧型客車の座席を利用しているらしく、列車内にいるような錯覚も味わえる。食後にアイスミルクティーを追加注文し、長居してその空気を味わった。許可を得て店内も撮影。

停車場@北浜駅

停車場@北浜駅

停車場@北浜駅

大満足で店を出て、今度は駅や列車を撮影。シャッターを切るために手袋を外し、またはめを繰り返しながら。そんな頭上をハクチョウが数羽、鳴き声を上げつつ飛び去って行く。駅の近くにハクチョウの渡来地があると後で知った。

北浜駅

北浜駅

北浜駅

北浜駅

北浜駅

16:33発の列車で今宵の宿泊地である知床斜里へ向かう。やって来たのはキハ54とキハ40の2両編成。この組み合わせの編成があるとは知らなかった。

北浜駅

夕暮れ迫る中、踏切待ちをするエゾシカ(笑)を車窓に見つつ、知床斜里17:05着。隣の線路にはノロッコ号。乗ってきた列車はここで1両づつに分割する作業が行われた。それを見学してから駅の外へ。ホテルにチェックインして散策に出かけると、おぼろ月をオジロワシの像が見上げていた。明日は旅の最終日。大荒れの天気が予報されていて少し不安である。

知床斜里駅

知床斜里駅

知床斜里駅

~つづく~

※2016年2月20日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(2、7~12枚目はOLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD)。

関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://erbaf.blog95.fc2.com/tb.php/2169-4298d0da