前回の続き。道東の旅の模様第6回。

茅沼14:45着。「SL冬の湿原号」に乗車してからわずか26分で再び茅沼駅に降り立った。さてタンチョウは、と見やると、いる。2羽。そして近い。ホームの端から10メートルほどだろうか。2羽は餌箱の中をついばんだり、線路の間に溜まった雪解け水を飲んだり、雪を食べているのか線路脇の雪にくちばしを突っ込んだり、羽繕いをしたり、糞をしたり(笑)、と様々な行動を見せてくれた。

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

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夢中で撮影する内に太陽は傾き、だんだんと空や雪が夕焼け色に染まって良い雰囲気になってきた。そして飛翔シーンも。しかし私の機材と腕では撮るのが難しい。昆虫写真ではMFで撮ることが多いために忘れていたが、使っている望遠レンズのAFの迷いっぷりにはほとほと困った。ウィーンとモーター音を響かせるだけ響かせてピントが合わない。傍で撮影している方にご迷惑をおかけするかもとドキドキしたが、幸いタンチョウは気にしていない様子だった。ではMFで撮ればいいのかというと、これまた昆虫撮影時とは距離の違いからか感覚が違って難しい。加えて今回は初めてのJPEG+RAWでの撮影のため、CFカードへの書き込みが渋滞してシャッターが切れず撮り逃したことが何度かあった。一応書き込みが速いカードを買って装備していったのだが、4枚連写するとシャッターが切れなくなる。データ量が大きいRAWは連写に弱いと聞いていたが、なるほどと思う。今思えばRAWだけで撮っても良かったかもしれないが。

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

タンチョウ@茅沼駅

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そしてそんな中で、1組のペアがダンスを披露してくれた。感動。まさかこんなシーンまで見ることができるとは。少し遠かったこともありピンボケ・ブレ写真量産でまともに撮れなかったが、素晴らしい体験だった。

タンチョウ@茅沼駅

飛び立つものも、飛んでくるものもいて、出入りが案外激しくどういう経過だったか把握しきれなかったが、最終的には7羽やって来た。餌付けしている方によればここに来るのは4ペアいて、内2ペアは子連れだという。頭部の黒が薄いように見えるのが2羽いて、おそらくこれが成鳥手前の雛か。傍にいる2羽がその親だろう。残りの3羽はどういう関係なのか。3羽中2羽はこの日の当初からいる夫婦のようだったが、残りの1羽はこのペアの子供なのだろうか。一緒に行動するシーンも見られた。そして燃えるような夕陽が木立の向こうに落ちてゆく。

タンチョウ@茅沼駅

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来る前はそこまでタンチョウに興味があるわけでもなく、まあ名物だし見られればいいなぐらいだったが、撮り終える頃にはすっかり魅了されてしまっていた。今度はタンチョウの撮影をメインに据えた旅をしよう。そう決意する。

16:43発の普通列車に乗車。7羽のタンチョウが歩く夕暮れの雪原を横目に、今宵の宿泊地の網走へ向かった。網走着は19:21。1両編成の車内はすし詰めで、これで2時間半はきついと思ったら2駅隣の標茶で大量に下車して座れた。

タンチョウ@茅沼駅

※2016年2月19日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6(15枚目はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough)。

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