駅の改修工事中に偶然発見され話題になっているJR大阪環状線・寺田町駅の古い駅名標(駅名表示板)。私も見に行ってきた。ホームの壁板に直接書かれており、「てらだちよう」と「よ」が小文字ではないことや、「天王寺區」と旧字体の「区」が使われていることなど、駅のこの一角だけ別の時代であるかのような不思議な雰囲気だった。列車や人と絡めつつ撮影する内、気が付いたら3時間も経っていた。それだけの魅力を持つ駅名標だ。

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

寺田町駅の旧・駅名標

ツイッター上で文字の背景に薄らと右から左に書かれた駅名が見えるという情報があったのでよくよく観察してみると、「う」の点の背景に「て」の横棒らしきものが。

寺田町駅の旧・駅名標

他に「だ」の背景に「ち」らしきものも見えた。また、それよりもややはっきりと現在の文字と微妙にずれた位置に左から右に書かれた文字も見えた。新聞記事では昭和7年の開業当時のものとも言われているようだが、おそらく開業時は右から左に駅名が書かれており、その初代が消されて同じ場所に左から右へ2代目が書かれ、さらにそれが消されて書かれた3代目が、先月発見されたこの駅名標ではないだろうか。

貴重な鉄道史の生き証人であり、JR西日本が保存を検討しているというのが喜ばしい。寺田町駅あるいは京都にできる鉄道博物館で保存することになりそうだが、できれば現在の場所にアクリル板か何かで保護をした上で保存してほしいものだ。ただ、発見時からなのかアルファベット部分を中心に剥落が見られ、破片が下に落ちていたのが気になる。幸い「てらだちよう」や旧字体の「区」などは無傷だが、表面を撫でようとする子供も居たし、見に行ったり撮影したりされる方は早い方が良いだろう。JRも早く手を打ってほしい。

ちなみに銀色のテープで覆われた箇所は剥がそうとした人間が何人もいたようで(苦笑)、端がめくれ上がり、壁板との間に隙間が空いているのだが、その隙間から覗き見るとテープの下は配管を通すために板が切り取られており、駅名標部分も「てんのうじ」の「うじ」部分が失われてしまっている。昔々に配管工事がされた際は保存するという発想は無かったのだろうが、惜しいことだ。保存するならついでに欠けた部分に板を足して復元してほしい。

※2015年9月5日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD(10~15枚目はNIKON COOLPIX L610)。

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