今月5日、岡山県岡山市の瀬戸町へ「宗堂桜(ソウドウザクラ)」を見に行った。旅の模様はいずれ別記事で紹介するとして、季節外れにならない内に桜の写真を紹介しておこうと思う。

宗堂桜は八重咲きの桜だが、中央部の花弁が内側へカールして開かないのが特徴で、雄しべが花の外へ顔を出さず、受粉して実を付ける事が出来ない。そのため増やすには接ぎ木しか手段が無いといい、また他の土地に移植しても育たない、あるいは花色が白くなり特性が現れないともいわれ、瀬戸町の妙泉寺跡一帯でしかほぼ見ることができない桜の品種だ。例年見頃は4月中旬という事で(※これはネットの観光情報によるもので、昭和51年に設置された現地の説明板には「開花は4月18日頃」とあった。当時はそんなに遅かったのか?)、5日ではまだ花はちらほらかと思いきや7~9分咲き(地元の方らしい見物客からは「今年は随分早い」という声も)。その上、雨上がりで雨滴とのコラボレーションまで楽しめた。

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)
▲花の中央からは雌しべだけが顔をのぞかせる

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)

宗堂桜(ソウドウザクラ)
▲ヨツボシハムシが花の中で雨宿り

何とも言えないこの花のふんわり感や優しい色合いにすっかり魅了され、気がついたら3時間以上も撮影していた。そんな中、ふとどんな香りがするのだろうと嗅いでみると、かすかにバニラのような甘い香り。一躍お気に入りの桜の品種1位となった。

この宗堂桜はかつての妙泉寺の住職である日鏡が愛したと伝わっており、花の中央部が開かないのは日鏡が花を摘まんだからとも、池田藩の宗教弾圧により毒殺された日鏡が宗堂桜の根元で息絶え、それを桜が悲しんだからともいう。

※写真は2015年4月5日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro(1・2・9枚目はED 12-60mm F2.8-4.0 SWD)で撮影。



ブログの本文の文字色に白を使うのは目に優しくない気がかねてからしていたので、本日淡い灰色(silver)に変更。

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