プロ棋士とコンピュータソフトが5対5の団体戦で争う、将棋の電王戦の第5局が本日行われ、阿久津主税八段が将棋ソフトAWAKEにわずか21手で勝利し、通算3勝2敗でプロ棋士側が勝ち越し。



ソフト側が打った角をタダ取りされる変化に突入してしまい、開発者が投了の判断を下したようだが、団体戦であり、勝ち越しがかかった一戦であり、しかもイベントでもあるという事も考えると、対局開始49分でのこの判断はどうだったのか疑問だ。

結果、ニコ生では大量に余った放送時間を何とかするべく、午後からエキシビションマッチとして、AWAKEがミスをする前の局面から阿久津八段と第2局の対局者だった永瀬拓矢六段が指し継ぐ対局を実施。こちらも阿久津八段が勝利したが、不利になってからの永瀬六段の追い上げが見事で白熱した良い将棋だった。

このスタイルで行われる電王戦は今回が最後で、過去2回はいずれもプロ側が負け越し、しかも大敗を喫しており、今回勝ち越したことは素直に嬉しい。第1局での負けが決まってからの無駄な王手ラッシュや、第2局で角の不成をソフトが認識できずに王手放置の反則負けを喫したことなど、人対コンピュータならではの問題提起や見応えもあったシリーズだった。

さて、コンピュータがものすごく強いのは十二分によく分ったことだし、勝ち逃げというわけではないが、もうプロ棋士対コンピュータの企画はやらなくていいかなと思う(笑)。ミスあり勝負手ありの、人対人の将棋をもっと楽しみたい。

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