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今月4~5日の福井旅行の模様、第4回(最終回)。

これまで福井にはたびたび来たが、越美北線には全く食指が動かず乗ったことがなかった。本数が少ない盲腸線な上、終点の九頭竜湖駅からはバス等他の交通手段が無く、終点まで行ったらまた戻るよりない(一応日曜以外ならコミュニティーバス~徒歩2時間~バスで長良川鉄道(越美南線)の北濃駅や美濃白鳥駅へ行けなくはないが)という事で非常にプラニングしにくいのだ。そして路線自体もそんなに魅力的ではない、と思っていた。旅の最終日、福井で特に見たいものはないし、まあ越美北線でも乗ってから帰るか、こういう機会でもないと乗らないだろうし、ということでプランに組み込んだ。

福井9:07発の九頭竜湖行に乗車。この列車は途中の越前大野に13分もとまるので、駅スタンプを押したい私には好都合だ。

福井駅・越美北線

時刻表上は北陸本線と越美北線の分岐駅は越前花堂になっているが、実際は福井~越前花堂間にある貨物駅、南福井である。福井を発車してほどなく南福井駅らしい線路がずらりと並ぶ箇所を通過しつつ、列車は北陸本線から左へと逸れて行く。そして越前花堂に到着。越美北線のホームはこれまで幾度も通過した北陸本線のホームからはやや離れており、別の駅という趣。

越前花堂駅
▲奥が北陸本線のホーム

越前花堂を出た列車は、しばらく田園風景の中を走る。すでに刈り取りが終わった田には、もみ殻が詰まっているらしい大きなビニール袋が等間隔に落ちていた。最近のコンバインの多機能さに感心する。戦国時代の朝倉氏の城跡がある一乗谷を過ぎる辺りから、それまでの開けた車窓が、山間の風景に変わっていく。線路は九頭竜川の支流、足羽川と交錯するように敷かれており、列車は度々鉄橋を渡った。

計石駅を過ぎると、それまで交錯しつつ線路に沿っていた足羽川は消え、10:02に越前大野駅に到着した。ここで2両編成のうち後ろ1両を切り離すらしい。時刻表を見ても行き違いをするわけでもなく、何で13分間もとまるのか疑問だったが、こういう理由だったかと納得。

越前大野駅

そして驚いたことに通票(スタフ。タブレットで代用されることが多い)を運転士が受け取った。まさか見られるとは思わず撮れなかったが、おそらく帰りも受け渡しがあるだろうからまた機会があるはずだ。気を取り直して駅舎へスタンプを押しに行く。改札近くや駅前の水の流れに芋車(水車の中に里芋を入れ、中で芋が暴れる間に皮がむける)が設置されているのが印象的だった。おそらく全国でもここだけだろう。

越前大野駅

越前大野駅

ホーム近くの「安全の鐘」を景気づけに1つ突いてから再び乗車。10:15発。1両になった列車だが、ここから親子連れの団体が乗り込んで車内がすし詰めになったのは皮肉だ。なら切り離さなければいいようなものだが、片割れの1両は折り返し福井行きになるために、そうせざるを得ないのだった。

九頭竜川の支流をいくつか渡った後、柿ヶ島駅の辺りから再び川と交錯しながら沿うように走るが、この川こそが九頭竜川の本流であり、九頭竜湖から流れ出て日本海へ向かう流れである。長い長い荒島トンネルを抜け、越前下山を出ると次は終点の九頭竜湖だ。10:46着。

九頭竜湖駅

ここまでの道中、雨が降っていたのだが、ここでは幸運にも上がっていた。ここには残念ながら駅スタンプは設置されていないので、折り返しの列車が出るまでの12分間を利用して少しだけ駅周辺を散策してみる。

九頭竜湖駅

駅前に出ると何やら唸り声がする。目をやると、なんと恐竜がいた。もちろん機械仕掛けだが、外観も動きもなかなかリアルだ。思わず動画まで撮ってしまって思いのほか時間を食われる。

九頭竜湖駅

その後隣接するする道の駅で記念スタンプを押して列車に乗車。10:58発福井行き。しかしここで大きな失敗をしていた事が後ほど判明する。ツイッターで九頭竜湖駅では希望者に到着証明書を無料配布しているという情報をもらっていながら、アプリの不具合なのかその通知がスマホに表示されず、気づかなかったのだ。結果、そんなものの存在に気付かず、到着証明書はもらわずじまい。スタンプが無いか駅の方に訊いた際にもそんな話題は出なかったし、残念無念。

とはいえ、この時はそんなことには気付いていない。未乗区間を1つ制覇したことに満足を覚えつつ、車窓を楽しむ。来た線路を戻るだけではあるが、魅力的な車窓は何度見ても良いものだし、見逃したものも多かった。

越美北線の車窓

越前大野では行きで撮り逃した通票の受け渡しを狙う。しかし今度はブレブレの写真になり結局撃沈。九頭竜湖駅の到着証明書と合わせていつかリベンジに来ねばなるまい。

越前大野駅

福井着12:22。乗る前は大したことないと思っていた越美北線だが、車窓や通票など見どころも多く、魅力的な路線だった。リベンジの件もあるし、また乗ることになるだろう。越前大野駅とえちぜん鉄道・勝山駅との間にはバスが走っているし、再訪したい平泉寺白山神社と絡めてのプラニングもできそうだ。

土産物を物色した後、福井発13:10発敦賀行き普通列車に乗車。敦賀で14:23発網干行き新快速に乗り換え。三ノ宮まで乗り換え1回で帰れるのだから便利なものだ。

※写真は2014年10月5日、NIKON COOLPIX L610。

<秋の福井1泊2日・了>

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