先週日曜日の六甲山散策の記事、第3回(最終回)。

ヴォーリズ六甲山荘の次は六甲高山植物園を目指す。しかしその前に少し寄り道。じつは六甲山にはヴォーリズ建築がもう1つある。それは神戸ゴルフ倶楽部のクラブハウスで、会員でないと中に入って見ることはできないが、外のフェンス越しになら見られるらしい。ヴォーリズ六甲山荘から徒歩15分ほどで到着。途中モノサシトンボの撮影を試みたりしたので、まっすぐ歩けば10分もかからないだろう。さて、フェンス越しに見られるとのことだったが、思いのほか藪が生い茂っていて視界を遮っている。全貌を垣間見るのは困難というか無理と言っても良い。かろうじて記録写真だけ撮って退散。

神戸ゴルフ倶楽部のクラブハウス

今度こそ高山植物園を目指す。記念碑台バス停まで15分ほど歩き、そこからは山上バス。すし詰めの車内にかろうじて乗り込めた。植物園についてさあ見学・・・とも思ったが、すでに時刻は14時前なのに昼食がまだで空腹だ。しかも植物園の入り口脇にはカフェがあり、まだランチタイム終了まで30分ほどあった。外に出されたメニューには美味しそうなカレーライスのランチセット。1100円というその値段に「カレーに1000円越えはどうだ?」としばし迷ったが、空腹を引きずって植物を見て回るのも馬鹿らしいので入店。注文したランチセットのカレーは六甲山の蜂蜜が使われているとのことで、なるほど、スパイスが効いていながらも後味が甘いのはそのためか。非常に味わい深く、美味しいカレーだった。サラダと飲み物が付いてこの値段だから、山の上という事も考えれば悪くない。

カレー@六甲山

満足の昼食を終えて、東門から六甲高山植物園にいよいよ入園。小さい頃に来たような気もするが全く記憶にないので、六甲ケーブル同様実質初めてだ。ここで見たかったのは「幻のアジサイ」とも称されるシチダンカ。時期的にもう遅いかという懸念が当たりほぼ花は終わっていたが、何輪か咲き残っていてくれた。

シチダンカ

シチダンカ

シチダンカ

他のアジサイも見てまわる。シチダンカの花期はほぼ終わっていたが、他は見頃か、少し過ぎたくらいで美しい花を見られた。中でも気に入ったのがキヨスミサワアジサイで、白い花びらの縁がほんのり赤く染まって奥ゆかしい。

キヨスミサワアジサイ

キヨスミサワアジサイ

ちなみに全く花の姿は違うシチダンカとキヨスミサワアジサイだが、どちらもヤマアジサイの変種だというのだから驚きだ。特にシチダンカはまったく別種のアジサイだと思っていたので、解説板を見てビックリだった。

園内を西門へと歩きながら色んな植物を見てまわる。「高山」の名を冠している通り、本来この標高では自生しない高山植物も見ることができる。

キヒラトユリ
▲コオニユリの変種であるキヒラトユリ

ニッコウキスゲ
▲高原の花といえばこれという感じのニッコウキスゲ

コマクサ
▲高山植物の女王、コマクサもわずかに咲いていた(トリミング)

鳴り出した雷に追われるように見てまわったが、なかなかに楽しめた。雨も一時サッと降ったが、ちょうど大きな樹の下でシチダンカを撮影中の時で、下まで降り込んでくることはなく濡れずに済んだ。西門から徒歩数分のオルゴールミュージアム前のバス停から、山上バスの臨時便に乗って帰途につく。折り畳み傘を忘れて出てきたことは結局問題無かった。

※この記事の写真は2014年7月20日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDで撮影。

~六甲山散策・了~

関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://erbaf.blog95.fc2.com/tb.php/1836-b7c0e12a