昨日行われた将棋のプロ棋士とコンピュータソフトの対局、第3回電王戦第4局で、森下卓九段が将棋ソフト「ツツカナ」に敗れた。



これでプロ棋士は1勝3敗となり、最終局を待たずに2年連続の負け越しが決定。

今局の戦形は相矢倉。後手の森下九段が優位を築いたが、そこからの△5八歩成りの味が見るからに悪く、形勢を損ねたようだった。そのままツツカナに押し切られ終了。今シリーズの敗戦は、いずれもプロ棋士が指しやすくなってから見るからに不用意な一手を指してしまい、形勢を損ねてそのまま押し切られるという将棋ばかりだ。それだけ将棋は「勝つ」という事が難しいのだろうが、見ている側としては「そこでなんでそんな手を・・・」と思わずにはいられない。ともあれ熱戦と言っていい内容で、終局後も笑顔も見られ爽やかさが印象に残った良い1局だった。

なお、今局の森下九段は前局の豊島・YSS戦が終わってから少しソフトの研究をしただけだったようだが、序盤で優位が築けている。他の対局にしても研究に嵌っていなくても序盤では優位を築けているようだ。思うに対ソフト戦で重要なのは、研究よりもむしろ中盤での隙の無い腰を落とした指しまわしなのだろう。次回のルールがどうなるかわからないが、プロ棋士サイドの研究を禁止しても勝つ棋士は勝つし、負ける棋士は負けるのではなかろうか。

プロ棋士の負け越しが決まってもう今シリーズが終わってしまった感があるが、まだ大将戦が残っている。屋敷九段にはなんとしてもponanzaを倒していただき、チームとして昨年を上回る成績を残してもらいたい。



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