先月29日に行われた将棋のプロ棋士とコンピュータソフトの対局、第3回電王戦第3局で、豊島将之七段が将棋ソフト「YSS」に勝利。今シリーズでのプロ棋士初勝利となった。対戦成績はこれで1勝2敗。



横歩取りの将棋だったが、後手のYSSが△6二玉と普通は上がらない方向へ玉を上がってしまったのがまず失着で、▲2一角からその玉形の欠陥を豊島七段が的確にとがめた。とはいえまだ形勢はそれほど離れたわけではなかったが、水平線効果(将棋ソフトが無駄な手を指すことで嫌な局面を先延ばしし、読める手数の外へ追い出すことによって評価値を上げてしまう現象)だという△1四金が谷川浩司会長も絶句する大悪手で、形勢の差が決定的となった。豊島七段も最終盤まで辛い指しまわしでYSSの追撃を許さず、圧勝と言っていい勝利。見ている側もここまでの溜飲を大いに下げることができた。

このまま全敗かという心配が杞憂に終わってなにより。とはいえ、こうなったら残り2局も勝ってほしい。次局は森下卓九段 vs 将棋ソフト「ツツカナ」。この1局のPVは森下九段の将棋に対する情熱が垣間見えてなかなか良かった。加藤一二三九段は出演しなくて良かった気もするけど(笑)。





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