京極夏彦さんの小説「幽談(ゆうだん)」を読了。

幽談 (角川文庫)amazon画像リンク作成ツール

現代日本を舞台にした不思議な話8つを収録した短編集。かなり抽象的なというか、つじつまが合っていない奇妙に捻じれたような話が並んでいる。どこかのレビューで百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)の関口君が書いた小説「眩暈」のようだ、というのがあったが確かに1話目の「手首を拾う」などはそんな趣きが強い。しかし全体としてそうだというわけではなく、3話目の「下の人」はファンタジー風味のホラーとも言えそうだし、4話目の「成人」は実録怪談集「新耳袋」の取材の過程を思わせる奇妙な物語で、各話のタイプは様々だ。

ただ、先に書いたように妙に捻じれていて、読後に座りの悪さが残る話が多い。なんともいえない「厭な小説」だった。



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