昨日~今日行われた、将棋の第63期王将戦七番勝負第3局は挑戦者の羽生善治三冠が渡辺明王将を破って対戦成績を1勝2敗とした。



後手番で1勝を返したのはとても大きい。このまますんなり渡辺王将防衛の流れかと思ったが、さすが羽生三冠。タイトルの行方はまったく判らなくなった。

今局は後手の羽生三冠が急戦矢倉を採用。しかしバラバラの陣形となり、対する渡辺王将は矢倉の堅陣を築き上げる。攻めもノビノビしており、中盤の入り口ではハッキリ先手の作戦勝ちに見えた。

しかし、飛車取りを放置しての△3九角が思いのほか厳しかったようで、以下、8筋からの羽生三冠の歩を使った巧みな攻めが炸裂。形勢は急転し、あっというまに渡辺王将が投了したという印象。第1局を暴発のような攻めで落としただけに、今局の角打ちもまたかという雰囲気が漂ったが、見事に決まった。「無理気味かなと思ったんですけど、勝負手のつもりで」との羽生三冠の談。暴発を恐れない攻める姿勢がこういう素晴らしい攻め・記譜を生むのだろうから、このあたりのアクセルの踏み方は難しいものなのだろう。

次は先手番。これを勝てば対戦成績はタイだ。流れはぐっと羽生三冠に来るはずであり、とても楽しみ。



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