先月29日から今月2日まで行っていた、津軽と道南を巡る旅の模様。その第10回。(前回はこちら

※この記事の写真は2013年10月31日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDで撮影。

木古内駅にほぼ定刻に到着してホッとしたのもつかの間、改札へ行くと衝撃の情報がもたらされた。なんと、竜飛海底へ向かう特急「スーパー白鳥30号」は車両故障の折り返しの絡みで30分遅れるらしい。「見学中止」の文字が頭を過ぎるが、時間は削られるものの見学自体は行われるそうで、不幸中の幸いというべきか。気を取り直して窓口で竜飛海底までの往復乗車券と知内までの片道乗車券を購入。竜飛海底の後に知内駅へ行く予定だが、竜飛海底からの帰りの列車が知内を通過してしまうのでこういう買い方になる。

知内訪問後は木古内駅へ戻ってくるので、それまでの間荷物を預けようと階段を下りてコインロッカーへ向かったが、1番大きいロッカーにも入らず愕然。改札窓口で他にコインロッカーは無いかと訊ねたら、なんと窓口内で無料で預かってもらえた。感謝。一息ついて売店で198円という格安の焼そばを買って昼食。スーパー白鳥が早く来るかもしれないので待合室のベンチに座って過ごす。



【閑話休題】
窓口で寝台特急「あけぼの」からの乗継割引を適用して精算している客がいて、新青森でのことがあるのでもしかして乗継割引があるのかと思ってその客が出て行った後に訊ねてみたが、たくさんルールがメモられたノートを繰った挙句「分からんねえ」で終わってしまった。で、今調べてみると「あけぼの」が適用外なのではなく、新青森~青森の1駅のみの乗車が適用外らしい。ちなみに「あけぼの」に乗り継ぐ場合は「あけぼの」の特急料金は半額にならない(適用外)。そのあたりのルールがごっちゃになっていた。それを知ってみると、かえすがえすも「あけぼの」は弘前から乗っておくんだった。そして木古内の駅員さんすみませんでした。

加えてこれまた今調べてさらに衝撃だったのが、木古内~竜飛海底間は木古内~知内、知内~竜飛海底と分けて乗車券を買う方が片道で70円お得だという事実。窓口で私と同じルートらしい客が竜飛海底~知内の乗車券を買っていて、正直者が馬鹿を見ているようで釈然としなかったが、知内~木古内間の往復乗車券を持っていたのかもしれない。真相やいかに?



40分遅れで函館発車、五稜郭32分遅れ、釜谷駅25分遅れで通過という放送があった。30分と25分では5分しか違わないが印象がずいぶん違って、明るい気分でホームへ向かう。「スーパー白鳥30号」は定刻12:47から結局28分遅れて木古内を発車した。

木古内駅スーパー白鳥30号@木古内
▲木古内駅駅舎とスーパー白鳥30号

スーパー白鳥30号スーパー白鳥30号
▲長い間営業が休止されたまま廃止される吉岡海底駅が電光掲示板に表示された。列車の位置は右のようなイラストでも表示される(トリミング)

青函トンネルで多少遅れを回復するかと思ったが、ほぼそのままで13:40頃竜飛海底駅に着いた。2号車のドアから薄暗いホームに降り立つ。いよいよ初めての、そして最後の竜飛海底駅見学だ。

竜飛海底駅

降りてすぐに長いベンチが置かれた坑内の一角に集められたが、写真を撮っていて遅れた一団に見学者のお爺さんから怒声が飛んだ。列車の遅れでケーブルカーの発車まで時間の余裕が無く急がねばならない中だからありがたい一方で雰囲気が悪くなるという弊害もある、諸刃の剣だ。一行は緑色のジャンパーを着たガイドの方に連れられて坑内を進んだ。説明は興味深いが、写真を撮るのに忙しかったし、ケーブルカーと駅スタンプ、外へ出てからの階段国道が私のメインの目的だったのであまり耳に入らない。ただトイレが汲み取り式だというのはなぜか頭に残った。

竜飛海底駅竜飛海底駅
▲坑内にあった駅名板と時刻表。荷物を預ける場所もあった

竜飛海底駅竜飛海底駅
▲坑内にはなぜか富嶽三十六景のタイル画。見学者にはバッジが配られた(見学後に返還)

竜飛海底駅

竜飛海底駅

竜飛海底駅
▲空の水槽が荒廃感を醸す竜宮水族館。他も展示物が故障していたりと老朽化が目立った

竜飛海底駅

竜飛海底駅
昨年行った岩手県の龍泉洞を思い出したライティング

竜飛海底駅
▲トロッコの線路

竜飛海底駅
▲竜宮水族館は空っぽだったが、新たに現れた水槽にはフサギンポが健在だった。廃駅後も青函トンネル記念館からの坑内見学は継続されるようなので、今後もここで暮らすのだろうか

いよいよ目的の1つ、ケーブルカー(青函トンネル竜飛斜坑線)に乗車する。

~つづく~

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