8月24~26に行った石川県旅行の模様、第9回・最終回。(前回はこちら

※この記事の写真は2013年8月26日、特記が無い限りOLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDで撮影。

穴水11:49着。昼食は待望の手打ち蕎麦だ。店の名前は「そば切り 仁」。ホーム側から店内に入って見渡すと、厨房側の壁にメニューが貼ってあるが「ざるそば 700円」しか無い。実にシンプル。早速注文した。出てきたのは盛り蕎麦で、先の「ざるそば」はこれを指すらしい(厨房と反対側の壁には「もりそば」「おゝもり」と貼ってあった。大盛りは1,000円)。今年の5月に開店したと書かれた新聞記事が壁に貼ってあって、それによればしばらくはこの盛り蕎麦一本でやっていくようだ。

穴水駅の手打ち蕎麦
▲ホーム側から店内へ

穴水駅の手打ち蕎麦
▲盛り蕎麦

コシが強くて、とても美味しい蕎麦だった。久々に良い蕎麦を食べた。これだけでも十分オススメできるが、蕎麦湯がすごかった。蕎麦粉を足してとろみがつけられており、まるで葛湯のよう。冷たい蕎麦を食べた後にこの独特の暖かい蕎麦湯を呑めばホッとする。もちろん蕎麦の香りも素晴しく、とても美味しい。蕎麦湯というと蕎麦のオマケというイメージしかなかったが、ここのは十分単品メニューとして成立するんじゃなかろうか。

穴水駅の手打ち蕎麦
▲蕎麦湯。見た目はとろろのよう

また、出される水は湧き水を汲んできたものだそう。あちこちにこだわりが感じられる。これで700円は安い。

穴水駅の手打ち蕎麦
▲これまたおいしい水

店主のおじさんも気さくで、食べながらあれこれと話をした。何でも兵庫県民は時々ここに来るそうで、8月の頭にも来たらしい。また来ます、と言って店を出た。のと鉄道の名物になりうる良い店だと思う。

穴水駅の手打ち蕎麦
▲表側から見た店。駅舎の隣の建物に入っている

さて、食後は駅舎内の店兼窓口で家へのお土産を買い、保管されている数々の駅スタンプを押した。既に廃止された路線のものもあって貴重だ。

穴水駅(のと鉄道)
▲保管されているスタンプ。有名な恋路駅のものもある

そして12:50発の列車で帰途につく。前日と同じ車両運用なら「花咲くいろは」車両の2両編成のはずで、観光アナウンスを聞きながらの能登路は旅の締めにふさわしい・・・と思っていたのだが、ホームに停まっていたのは一般車両。どうやらこの後に地元の少年野球チーム(?)の団体列車が運行されるらしく、隣のホームに「花咲くいろは」車両が一般車両とペアを組んで停まっていた。それで前日と運用が違うようだ。

穴水駅(のと鉄道)
▲右側の一般車両に乗車

さあどうしよう?このまま帰っても良いが、何だかモヤッとする。駅員さんが「次の「花咲くいろは」は14時」と言っているのがチラッと耳に入った。時刻表を確認すると、それに乗っても帰宅時間が遅くなりすぎるということは無い。よし、そうしようと思う。それまでどう時間を潰すか。降りたことの無い駅へ行こうかとも考えたが、結局は昨年訪れた能登中島駅を再訪することにした。

13:10着。この旅の中で何度も通過する際、構内に保存されているはずの郵便車オユ10の姿が無いなあと思っていたが、やはり無い。

能登中島駅(のと鉄道)
▲能登中島駅。ここにオユ10があった

昨年見たときには錆や補修の跡が痛々しい姿だったので、もしかしてスクラップにされてしまったか、あるいはJR西日本が梅小路に作るという鉄道博物館の展示品になるのか、と思っていたが、帰宅後に調べてみると本格的な補修作業のために移動されていただけだった。現在はピカピカの姿になって元の位置に帰ってきている。

能登中島駅(のと鉄道)
▲味わい深い「1番ホーム」

能登中島駅(のと鉄道)
▲駅舎。柱の土台の石の彫刻が時代を感じさせる

能登中島駅(のと鉄道)
▲ラッセル車

駅の風景をしばし撮影し、穴水駅へ戻る。やって来たのはまたもや一般車両。これが折り返すのだとしたら、14時のは「花咲くいろは」じゃないのかと一抹の不安が漂う。13:30発。

能登中島駅(のと鉄道)
▲一般車両がやって来た

13:50穴水着。この旅で何度目の穴水駅だろう。

到着後、乗ってきた車両は旧・輪島駅方面へ少し動き、空いたスペースに留置線から「劇場版 花咲くいろは」ラッピング車両が移動してきた。ホッと一息。これに乗って帰途につく。14:00発。

穴水駅(のと鉄道)
▲のと鉄道の締めは「花咲くいろは」車両で。奥に乗ってきた一般車両が見える

七尾でJRの14:44発金沢行きに乗り換え、途中の高松で停車時間を利用して自由席特急券を購入。金沢からは16:54発の特急「サンダーバード38号」に乗車。昼食の蕎麦は夕飯時まではもたず、金沢駅のコンビニで買った中華弁当を乗って早々に食べた。大阪まではわずか2時間半。大阪で新快速に乗り換えれば、三ノ宮には20時過ぎには着くはずだ。さすがに特急は早い。

サンダーバード@金沢駅
▲特急「サンダーバード38号」@金沢駅/NIKON COOLPIX S4

~白山・能登の旅2013・了~

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