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2019.02.28
フユシャクの一種、ミツモンキンウワバなど~2月撮影の昆虫写真
月末恒例、ツイッターには掲載済みでブログには載せていない今月撮影の昆虫写真特集。
▼フユシャクの一種/2019-2-4/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

擬木柵にいた。翅のないメスを見るのは久しぶり。ウスバフユシャクなどInurois属の一種だろうか。こういうのがいることを意識して擬木柵を見てまわると目についてくるもので、1日に5頭見つけた日もあった。
▼ミツモンキンウワバ/2019-2-7/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

雑木林の擬木柵にて。この時期にしては寒くない日。最初シャチホコガの一種かと思って遠回りをしたが、なんとか同定。ところが、越冬形態は幼虫または蛹と推定されているらしい。新知見か?情報求む。
▼ミナミカマバエ/2019-2-13/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

ため池のほとりのアラカシに飛来した。
この他、先日は伊丹市昆虫館の温室でチョウを撮影したのだが、そちらは来月紹介しようと思う。
▼フユシャクの一種/2019-2-4/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

擬木柵にいた。翅のないメスを見るのは久しぶり。ウスバフユシャクなどInurois属の一種だろうか。こういうのがいることを意識して擬木柵を見てまわると目についてくるもので、1日に5頭見つけた日もあった。
▼ミツモンキンウワバ/2019-2-7/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

雑木林の擬木柵にて。この時期にしては寒くない日。最初シャチホコガの一種かと思って遠回りをしたが、なんとか同定。ところが、越冬形態は幼虫または蛹と推定されているらしい。新知見か?情報求む。
▼ミナミカマバエ/2019-2-13/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

ため池のほとりのアラカシに飛来した。
この他、先日は伊丹市昆虫館の温室でチョウを撮影したのだが、そちらは来月紹介しようと思う。
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- ムラサキシジミの集団越冬 (2019/02/26)
2019.02.27
カシトガリキジラミ
昨日の記事でチラッと触れた、カシトガリキジラミを紹介しておく。まず幼虫はこちら。

まるで紙のように平べったい。アラカシの葉裏にへばりついている。
続いて成虫。

セミを小さくしたような姿。写真の個体は羽化後間もないようで全体的に色が淡いが、成熟すると体が全体的に黒くなる。
キジラミは不完全変態なので蛹にはならない。つまりこの平べったい幼虫から直接セミのような成虫が羽化するのだ。2次元から3次元への変化というか、どういう仕組みなのか信じられない。ぜひその光景を見てみたい、とアラカシの葉をめくっていたのが昨日の記事のムラサキシジミの集団越冬との遭遇に繋がった。
※2019年2月18日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(超解像ズーム)で撮影。

まるで紙のように平べったい。アラカシの葉裏にへばりついている。
続いて成虫。

セミを小さくしたような姿。写真の個体は羽化後間もないようで全体的に色が淡いが、成熟すると体が全体的に黒くなる。
キジラミは不完全変態なので蛹にはならない。つまりこの平べったい幼虫から直接セミのような成虫が羽化するのだ。2次元から3次元への変化というか、どういう仕組みなのか信じられない。ぜひその光景を見てみたい、とアラカシの葉をめくっていたのが昨日の記事のムラサキシジミの集団越冬との遭遇に繋がった。
※2019年2月18日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough(超解像ズーム)で撮影。
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2019.02.26
ムラサキシジミの集団越冬
常緑樹の葉裏などでムラサキシジミが集団で冬を越す姿は、かねてから見たいと思っていた。しかしここぞという場所を探してみるものの見ることはできず。叶わぬままに毎年冬が終わっていた。今冬も終盤。やはり見ることはできないままに終わるかと思われた。
先日、カシトガリキジラミの羽化が見たいとアラカシの葉をめくっていたところ、突然手元からムラサキシジミの群れ(5~10頭)が飛び立ってウオッとなった。どうやら手を差し入れた場所で集団越冬していたらしい。一瞬できた青紫の蝶吹雪は見事だったが、越冬を邪魔したのは申し訳ないし、念願の集団越冬を見逃したのもショック。覆水盆に返らずとはこのことで、飛び立った後、葉上で日光浴を始めたムラサキシジミを撮ってお茶を濁した。

その2日後、諦めきれず件のアラカシへ。もしかすると戻ってきているかもしれない。淡い期待を持ちつつ、たしかこの辺り・・・という場所をまじまじと見つめたが、見当たらない。やはりだめだったか。諦めかけたその時、枝に引っ掛かった丸まった枯れ葉の隙間から顔を覗かせるムラサキシジミと目が合った。

この隙間にはもう1頭いて計2頭。また、この記事を書いている今日行ってみると3頭が越冬していた。集団というには少し寂しい気もするが、とりあえず目標達成。心置きなく春を迎えられそうだ(笑)。
※1枚目は2019年2月20日、2枚目は22日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Toughで撮影。
先日、カシトガリキジラミの羽化が見たいとアラカシの葉をめくっていたところ、突然手元からムラサキシジミの群れ(5~10頭)が飛び立ってウオッとなった。どうやら手を差し入れた場所で集団越冬していたらしい。一瞬できた青紫の蝶吹雪は見事だったが、越冬を邪魔したのは申し訳ないし、念願の集団越冬を見逃したのもショック。覆水盆に返らずとはこのことで、飛び立った後、葉上で日光浴を始めたムラサキシジミを撮ってお茶を濁した。

その2日後、諦めきれず件のアラカシへ。もしかすると戻ってきているかもしれない。淡い期待を持ちつつ、たしかこの辺り・・・という場所をまじまじと見つめたが、見当たらない。やはりだめだったか。諦めかけたその時、枝に引っ掛かった丸まった枯れ葉の隙間から顔を覗かせるムラサキシジミと目が合った。

この隙間にはもう1頭いて計2頭。また、この記事を書いている今日行ってみると3頭が越冬していた。集団というには少し寂しい気もするが、とりあえず目標達成。心置きなく春を迎えられそうだ(笑)。
※1枚目は2019年2月20日、2枚目は22日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Toughで撮影。
2019.02.25
テントウムシハンドブック/阪本優介
昨年末の「いきもにあ」で購入した「テントウムシハンドブック」、紹介してなかったので簡単ではあるが記事にしておく。


日本に生息するテントウムシ約180種の内、115種が掲載された図鑑。まずなにより写真が美しい。これまでの図鑑の標本写真は黒ずんだり色褪せたり、ピンボケだったりで何が何だかよく分らないという代物だったが、本作の写真は鮮やかでくっきり。非常に見やすい。たしか保育社の甲虫図鑑で「1頭しか得られていない」とあったはずのイセテントウ(その後イチイガシの高所に生息することが分かったらしい)や、カメノコテントウの黒化型などビックリするようなものも掲載されており、眺めるだけでも楽しい。最近日本に移入したムネアカオオクロテントウも掲載。非常に充実した内容でオススメ。
日本に生息するテントウムシ約180種の内、115種が掲載された図鑑。まずなにより写真が美しい。これまでの図鑑の標本写真は黒ずんだり色褪せたり、ピンボケだったりで何が何だかよく分らないという代物だったが、本作の写真は鮮やかでくっきり。非常に見やすい。たしか保育社の甲虫図鑑で「1頭しか得られていない」とあったはずのイセテントウ(その後イチイガシの高所に生息することが分かったらしい)や、カメノコテントウの黒化型などビックリするようなものも掲載されており、眺めるだけでも楽しい。最近日本に移入したムネアカオオクロテントウも掲載。非常に充実した内容でオススメ。
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2019.02.24
鬼追い2019
先月20日に開催された、地元の伝統行事である「鬼追い」。松明や花飾りを手に舞い、町の災厄を祓う鬼たちを今年も撮影しに行った。にもかかわらず、ツイッターで2枚ばかり写真を紹介しただけで終わっていた。気が付いたらもう2月も終盤。取り急ぎ記事にしておく(汗)。





今年は孫鬼の松明が本物ではなく、炎の部分が毛糸のような赤いフワフワした飾りになっていた。小さい子に松明は危ないという話になったのだろうか。
※2019年1月20日、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6。





今年は孫鬼の松明が本物ではなく、炎の部分が毛糸のような赤いフワフワした飾りになっていた。小さい子に松明は危ないという話になったのだろうか。
※2019年1月20日、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6。
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