先週末、地元のフィールドへ撮影に。ミドリシジミは空振り。昨年撮り逃したエゴツルクビオトシブミも空振り。ガッカリしながら見上げたウツギの花に、翅の縁の黒点列が目立つ大きなシジミチョウが1頭。今シーズンの初ゼフィルスはまさかのウラゴマダラシジミだった。これまでほとんど撮影機会が無く、今回が初の訪花シーン。この逆転ホームランを活かすべく、ここぞとばかりにバシバシとシャッターを切った。

ウラゴマダラシジミ

ウラゴマダラシジミ

ウラゴマダラシジミ

※2018年5月27日、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6。

関連記事
今月4~5日に静岡県・桶ヶ谷沼で撮影した、ベッコウトンボ以外の昆虫。

▼クロスジギンヤンマの羽化/2018-5-5/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
クロスジギンヤンマの羽化@静岡県・桶ヶ谷沼
居合わせた他の撮影者の方に教えて頂いた(ショウジョウトンボの羽化の1枚目の個体も)。

▼ショウジョウトンボの羽化/2018-5-5/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ショウジョウトンボの羽化@静岡県・桶ヶ谷沼
前ボケの黄色い花は外来種のエフクレタヌキモ。

ヤハズハエトリ@静岡県・桶ヶ谷沼
羽化の途中でヤハズハエトリに襲われた不運なものも。

▼ショウジョウトンボ/2018-5-4/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ショウジョウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼
夕日に照らされる羽化したばかりの個体。

▼ヨツボシトンボ/2018-5-4/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ヨツボシトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼ミドリカミキリ/2018-5-4/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
ミドリカミキリ@静岡県・桶ヶ谷沼

ミドリカミキリ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼アオスジアゲハ/2018-5-4/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
アオスジアゲハ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼コジャノメ/2018-5-5/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
コジャノメ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼ダイミョウセセリ/2018-5-5/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ダイミョウセセリ@静岡県・桶ヶ谷沼

関連記事
かの有名なベッコウトンボ。かつては地元、兵庫県にも生息していたが、10年ほど前から見られなくなったようで、生息していたという池を数年前に訪れたところ、ベッコウトンボがいないばかりか、水面にはたくさんのソーラーパネルが並んでいた。

ぜひ見たい、撮影したいとはかねてから思っていたが、今月4・5日に最も名を知られた生息地であろう、静岡県の桶ヶ谷沼へ1泊2日で行ってきた。ゴールデンウィーク真っただ中ではあったが、新幹線の「ひかり」は思いのほか空いていて自由席に普通に座れたのは嬉しい誤算。あっというまに新大阪から浜松へ。最近在来線に慣れていたので新幹線の速さには改めて驚かされた。

JR東海道本線の磐田駅からバスに乗り、バス停から徒歩20分で桶ヶ谷沼に到着。

桶ヶ谷沼

桶ヶ谷沼

沼の周りを歩いてみたが、ベッコウトンボの姿は無く、他のトンボも少ない。強い風が吹いており、その影響が大きそうだ。消沈しつつさらに歩くうちに、沼から少し離れた場所にトンボの保護用コンテナビオトープが並ぶ場所を見つけた。

桶ヶ谷沼

そしてこの場所でベッコウトンボと初遭遇。感無量である。しかし2日間の撮影の中でこの場所以外でベッコウトンボを見ることはなかった。2日間とも風が強くその影響だと思いたいが、いずれにせよこのビオトープにかなり依存して生息しているようではあり、沼からウシガエルの声が響いていたこともあり、生息状況は決して良くないという印象を持った。ここ数年の個体数調査でも減少傾向にあるようで、今年に関しては発生時期が早かったために調査日時点ではピークを過ぎていて個体数が少なかったのだろうという結論だったらしいが、そんなことを言っている間に消えてしまわないか心配だ。

▼2018-5-4/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

▼2018-5-5/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6(3・5枚目はトリミング)
ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

ベッコウトンボ@静岡県・桶ヶ谷沼

最後の1枚はメス。ほぼオスしか見られず、2日目に産卵シーンを目撃したこの1頭しかメスは見られなかった。

思えば昆虫撮影のための泊りがけの遠征は初めて。目的のベッコウトンボが撮れて満足ではあったが、コンテナビオトープの周りでの撮影というシチュエーションにはモヤッと感は否めなかった。

関連記事
先月末、ギンイチモンジセセリの撮影へ。昨年見つけたポイントで首尾よく撮影。知らない人が見ればとても蝶には見えない地味さだろうが、この時期見られる春型の翅の白銀の一筋は本当にかっこいい。

▼2018-4-28/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
ギンイチモンジセセリ

ギンイチモンジセセリ

▼2018-4-30/OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + MMF-3 + ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro
ギンイチモンジセセリ

ギンイチモンジセセリ

▼2018-4-30/OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
ギンイチモンジセセリ

関連記事
先月21日に行った奈良県の葛城山。ギフチョウと共に撮影したかったのが、ビロウドアシナガオトシブミ。時期が早いかもと思っていたが、イヌブナの樹に揺籃(ようらん、ゆりかご)を発見、ほどなく少ないながらも成虫の姿を確認。運よく飛翔寸前の翅を広げた姿も写真に収めることができた。

ビロウドアシナガオトシブミ@葛城山

ビロウドアシナガオトシブミ@葛城山

このイヌブナが生えているのはカタクリの花目当ての方が行き交う登山道の脇。この人はただの樹の葉にカメラを向けて何を撮っているのかと不審に(?)思われるのだろう、声をかけてくる人が多い。高齢者に声をかけられるのはよくあることだが、今回は若い女性グループにまで声をかけられて驚いた。「ビロウドアシナガオトシブミ」という名前と生態を簡単に説明したが、長い名前を覚えられそうにないと笑いつつ、ビロウド、ビロウドと名前を皆で口にしながら歩き去っていった。少しでも昆虫に興味を持ってもらえたなら嬉しい。

そしてツイッターの相互フォロワーさんにも遭遇。最初はそうとはわからなかったが、お互いにギフチョウの写真を撮りに来たということで話す内にツイッターやってますという話になり、しかしスマホに表示しようにも電波の状態が悪くて出ず、せめてハンドルネームだけでも・・・という所で判明。かたや兵庫県、かたや四国からやって来て奈良県の山の中で偶然出会うとはビックリした。

さて、ビロウドアシナガオトシブミに加えて撮りたいと思っていたのが、自分では揺籃を作らず他の種の揺籃に産卵するヤドカリチョッキリ。2年前にこの場所でビロウドアシナガオトシブミの揺籃の上にいる姿を撮影したことはあったが、ビロウドアシナガオトシブミへの托卵ははっきりとした観察例があるわけではないらしく、偶然の可能性もあった。揺籃の数も少なく、見られないだろうと半ばあきらめていて、相互フォロワーさんにもそう言った気がするが、相互フォロワーさんと別れてからビロウドアシナガオトシブミの揺籃の上に黒いゴマ粒のような虫影を発見。

ヤドカリチョッキリ

ヤドカリチョッキリ

ヤドカリチョッキリだった。2年前と同じく揺籃に執着している様子であり、葉の隙間に潜り込む姿や、お尻を突っ込んでしばらくじっとしている様子も見られた。産卵行動なのかはハッキリしないが、かなり怪しいと言えよう。

ヤドカリチョッキリ@葛城山

苦しい体勢(足元は急斜面で一度滑落しそうになった)と風のせいでブレ写真とピンボケを量産したが、なんとか撮れた。ギフチョウとカタクリのコラボは叶わなかったものの、満足。

※2018年4月21日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough。

関連記事