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2018.02.28
朗読カセット『宮沢賢治童話集』(音楽:姫神)を入手
姫神のアルバム『イーハトーヴォ日高見』はNHKの朗読カセット『宮沢賢治童話集』のために製作された音楽を再構成したものだが、その『宮沢賢治童話集』を入手することができた。1990年発売で、おそらくあまり出回っていないと思われる。発売から28年を経て、(ケースは少し傷んでいるが)未使用品を手に入れられたのはかなりラッキーといえるだろう。
▼ケースの2本の樹に見覚えがあると思ったら、『イーハトーヴォ日高見』のジャケットと同じ樹

▼カセット14巻、合計13時間を超えるボリューム

▼フォトブック的な解説書が付いている



初代姫神・星吉昭さんの紹介やメッセージなどは残念ながら無し。ただ、サッと見ただけでもなかなか良い買い物をした手ごたえがある。未使用品なのでテープのビニールを外すのに少し躊躇はするが、聴かねば宝の持ち腐れ。アルバム未収録曲や別アレンジがありそうだし、言うまでも無く朗読そのものも楽しみ。特に森本レオさんはかなり親和性が高そうで期待。朗読についても随時記事にしていければと思う。
▼ケースの2本の樹に見覚えがあると思ったら、『イーハトーヴォ日高見』のジャケットと同じ樹

▼カセット14巻、合計13時間を超えるボリューム

▼フォトブック的な解説書が付いている



初代姫神・星吉昭さんの紹介やメッセージなどは残念ながら無し。ただ、サッと見ただけでもなかなか良い買い物をした手ごたえがある。未使用品なのでテープのビニールを外すのに少し躊躇はするが、聴かねば宝の持ち腐れ。アルバム未収録曲や別アレンジがありそうだし、言うまでも無く朗読そのものも楽しみ。特に森本レオさんはかなり親和性が高そうで期待。朗読についても随時記事にしていければと思う。
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2018.02.26
ムラサキシジミ~春近し
少し寒さが和らいだ先週の金曜日、越冬中のムラサキシジミが、アラカシの葉の上でひなたぼっこをしていた。



枯草色と、常緑樹の緑が大半の風景の中で、翅の青紫がとても鮮烈で美しかった。おそらくどこか近くの葉裏で集団越冬をしているのだろうが、そういうシーンにはいまだ出会えていない。
※2018年2月23日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough。



枯草色と、常緑樹の緑が大半の風景の中で、翅の青紫がとても鮮烈で美しかった。おそらくどこか近くの葉裏で集団越冬をしているのだろうが、そういうシーンにはいまだ出会えていない。
※2018年2月23日、OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough。
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2018.02.19
異世界食堂シリーズ/犬塚惇平・エナミカツミ
昨日に続き本のレビュー。本日はライトノベル「異世界食堂」シリーズ。現在4巻まで刊行されている。


昨日紹介した『古典部シリーズ』と同じく、ニコ生でアニメを見て原作を読んでみたくなった作品。
とある町の洋食店“ねこや”の扉は、土曜日だけ異世界へと繋がり、そこに住まう様々な客を迎え入れる。人間はもちろん、エルフやリザードマンなど人でないものの姿も。中には神と崇められる存在まで訪れ、異世界には無い料理の数々に舌鼓を打つ。客それぞれが持つドラマが面白いのはもちろんだが、なんといっても料理の描写が素晴らしい。読んでいるとお腹がすいてくる小説は初めてだ。また、普段の食事を食べる時も、より味に意識を集中して(心の中で寸評しながら(笑))食べるようになった気がする。
アニメでは描かれていなかった異世界食堂の扉の仕組みや、その始まりについても触れられているのは原作小説の魅力でもあり、思いのほか世界観に深みがあることに驚いた。1巻当たり20話以上収録されているのもお得感があって良い。これまた続きが楽しみなシリーズ。最近当たりの小説に出会えていなかっただけに、こうして相次いで遭遇できているのは嬉しい。
昨日紹介した『古典部シリーズ』と同じく、ニコ生でアニメを見て原作を読んでみたくなった作品。
とある町の洋食店“ねこや”の扉は、土曜日だけ異世界へと繋がり、そこに住まう様々な客を迎え入れる。人間はもちろん、エルフやリザードマンなど人でないものの姿も。中には神と崇められる存在まで訪れ、異世界には無い料理の数々に舌鼓を打つ。客それぞれが持つドラマが面白いのはもちろんだが、なんといっても料理の描写が素晴らしい。読んでいるとお腹がすいてくる小説は初めてだ。また、普段の食事を食べる時も、より味に意識を集中して(心の中で寸評しながら(笑))食べるようになった気がする。
アニメでは描かれていなかった異世界食堂の扉の仕組みや、その始まりについても触れられているのは原作小説の魅力でもあり、思いのほか世界観に深みがあることに驚いた。1巻当たり20話以上収録されているのもお得感があって良い。これまた続きが楽しみなシリーズ。最近当たりの小説に出会えていなかっただけに、こうして相次いで遭遇できているのは嬉しい。
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2018.02.18
古典部シリーズ/米澤穂信
久々に本の感想。今回は「氷菓」から始まり、最新刊「いまさら翼といわれても」に続くミステリー作品『古典部シリーズ』。



ニコニコ生放送で見たアニメが面白かったので、原作に興味を持って最近読み始めた。ミステリーというと殺人など血なまぐさい事件がつきものだが、このシリーズは(作中作として殺人を題材にしたものは登場するが)そんなものとは無縁。高校の活動内容不明の部活「古典部」の部員が出くわすちょっとした謎を、主人公である折木奉太郎が中心となって解決していくのだが、その解決への道筋がとても気持良い。また、「やらなくてもいいことはやらない。やらなければいけないことは手短に」という奉太郎のモットーはとても共感が持てるし(笑)、ヒロインの千反田えるも含めキャラクターが非常に魅力的だ。
第1作「氷菓」は、小さな謎の解決を積み重ねながら、えるの叔父が言った言葉、文化祭の別名「カンヤ祭」の由来、そして古典部の文集のタイトル「氷菓」の謎に迫っていく作品。最後の謎については分かってみれば・・・というようなものだが、込められた思いがとてつもなく重い。
第2作「愚者のエンドロール」は脚本家が途中で投げ出してしまったミステリー映画の事件の解決に古典部が挑む。意外な犯人の存在によって見事解決したかに見えたのだが・・・。
第3作「クドリャフカの順番」の題材は文化祭で発生した連続盗難事件。わらしべ長者的な展開が面白い。
第4作「遠まわりする雛」と、最新刊である「いまさら翼といわれても」は短編集。いずれもえるに焦点を当てた表題作がとても印象的。奉太郎とえるの関係は今後どうなっていくのだろう。
第5作「ふたりの距離の概算」は、マラソン大会の進行とともに、新入生が古典部入部を辞退した理由が明らかになっていく面白い構成。
まだ完結しておらず、続きがとても待ち遠しい。まだ読んでいないが、昨年10月に刊行された「米澤穂信と古典部」という本に新作短編が載っているらしいので、早く読みたい。
ニコニコ生放送で見たアニメが面白かったので、原作に興味を持って最近読み始めた。ミステリーというと殺人など血なまぐさい事件がつきものだが、このシリーズは(作中作として殺人を題材にしたものは登場するが)そんなものとは無縁。高校の活動内容不明の部活「古典部」の部員が出くわすちょっとした謎を、主人公である折木奉太郎が中心となって解決していくのだが、その解決への道筋がとても気持良い。また、「やらなくてもいいことはやらない。やらなければいけないことは手短に」という奉太郎のモットーはとても共感が持てるし(笑)、ヒロインの千反田えるも含めキャラクターが非常に魅力的だ。
第1作「氷菓」は、小さな謎の解決を積み重ねながら、えるの叔父が言った言葉、文化祭の別名「カンヤ祭」の由来、そして古典部の文集のタイトル「氷菓」の謎に迫っていく作品。最後の謎については分かってみれば・・・というようなものだが、込められた思いがとてつもなく重い。
第2作「愚者のエンドロール」は脚本家が途中で投げ出してしまったミステリー映画の事件の解決に古典部が挑む。意外な犯人の存在によって見事解決したかに見えたのだが・・・。
第3作「クドリャフカの順番」の題材は文化祭で発生した連続盗難事件。わらしべ長者的な展開が面白い。
第4作「遠まわりする雛」と、最新刊である「いまさら翼といわれても」は短編集。いずれもえるに焦点を当てた表題作がとても印象的。奉太郎とえるの関係は今後どうなっていくのだろう。
第5作「ふたりの距離の概算」は、マラソン大会の進行とともに、新入生が古典部入部を辞退した理由が明らかになっていく面白い構成。
まだ完結しておらず、続きがとても待ち遠しい。まだ読んでいないが、昨年10月に刊行された「米澤穂信と古典部」という本に新作短編が載っているらしいので、早く読みたい。
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2018.02.11
「グリムスの樹」ブログパーツ、サービス終了
ブログで苗木を育てる育成ゲームのようなブログパーツ「グリムスの樹」。ブログへ記事を書くことで成長し、大人の樹になるとそれに対応する苗木が実際に世界のどこかで植樹されるというシステム。当ブログでは開設初期から設置し、計23本の大人の樹を育ててきたが、先日からそのブログパーツが表示されなくなり、おかしいと思ってサイトを見に行ったら。

なんとサービスが1月末で終了していた。通知のメール等も無く、サイトのお知らせには載っていたのだろうが見逃したので、まさに突然という印象。最近はブログ記事数の減少から育成中の樹がしおれていることも多かったものの、大人の樹に育ったのを見ると達成感もあっただけに残念だ。
▼24本目のグリムスの樹の芽(この次の段階まで育って終了)

<これまでのグリムスの大人の樹>
▼左から1本目(2009年3月14日)、2本目(同7月11日)、3本目(同11月14日)、4本目(2010年3月7日)




▼左から5本目(2010年6月24日)、6本目(同10月8日)、7本目(2011年1月23日)、8本目(同5月11日)




▼左から9本目(2011年8月19日)、10本目(同12月7日)、11本目(2012年4月11日)、12本目(同8月9日)




▼左から13本目(2012年12月16日)、14本目(2013年4月24日)、15本目(同8月7日)、16本目(同11月18日)




▼左から17本目(2014年3月21日)、18本目(同7月22日)、19本目(同12月27日)、20本目(2015年6月14日)




▼21本目(2015年12月1日)、22本目(2016年6月13日)、23本目(2017年12月31日)




なんとサービスが1月末で終了していた。通知のメール等も無く、サイトのお知らせには載っていたのだろうが見逃したので、まさに突然という印象。最近はブログ記事数の減少から育成中の樹がしおれていることも多かったものの、大人の樹に育ったのを見ると達成感もあっただけに残念だ。
▼24本目のグリムスの樹の芽(この次の段階まで育って終了)

<これまでのグリムスの大人の樹>
▼左から1本目(2009年3月14日)、2本目(同7月11日)、3本目(同11月14日)、4本目(2010年3月7日)




▼左から5本目(2010年6月24日)、6本目(同10月8日)、7本目(2011年1月23日)、8本目(同5月11日)




▼左から9本目(2011年8月19日)、10本目(同12月7日)、11本目(2012年4月11日)、12本目(同8月9日)




▼左から13本目(2012年12月16日)、14本目(2013年4月24日)、15本目(同8月7日)、16本目(同11月18日)




▼左から17本目(2014年3月21日)、18本目(同7月22日)、19本目(同12月27日)、20本目(2015年6月14日)




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