先週末、地元(三木市)で前々から気になっていた「弁慶の足跡」を見に行ってきた。田んぼの間を曲がりくねる細い道の脇にそれはあった。

弁慶の足跡(跡部の石仏)

弁慶の足跡(跡部の石仏)

一方の岩に足跡に似た窪みがあり、それがこの愛称の由来なのだが、実は昭和初期に郷土史家によってつけられた愛称であり、特に弁慶が踏んづけたというような伝説があるわけではないらしい(こちらを参照)。地名の「跡部」とも無関係。なんじゃそら。

実はこの2つの岩は石仏で、道の方を向いているのは背中。昔この地にあった常蓮寺の仁王像だという。「弁慶の足跡」というのは本来おまけ要素にもならないようなただの窪みであって、真の見どころは反対の田んぼ側の方だ。

弁慶の足跡(跡部の石仏)

弁慶の足跡(跡部の石仏)

風化しているが、一方はかすかに表情もうかがえる。まるで微笑んでいるようにも見えるが、仁王像ならば元は憤怒の表情だったのだろう。現在のこの表情に引きずられたか、解説板には地蔵と書かれているが誤りだ。それにしてもこの解説板、2体の石仏の間の仏塔をまたぐように設置されており、罰当たりというか景観を乱しているというか、内容も含めて無い方が良い。

弁慶の足跡(跡部の石仏)

解説板はともかく良い石仏だった。これが地元にあるというのが嬉しい。

※2015年10月24日、NIKON COOLPIX L610(5枚目はOLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6)。

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漫画「蟲師」の5人の漫画家によるアンソロジー『蟲師 外譚集』を読了。



当初は漆原友紀さんの手によるものでないので買う予定は無かったのだが、「夏の前日」の作者である吉田基已さんが参加しているのを最近知り購入。

第1話は「もっけ」等の作品で知られる熊倉隆敏さんによる「歪む調べ」。原作と同じ世界(と思われる)の話で、原作ファンにとってはすんなりと入っていける作品だ。女性の蟲師が主人公で、とある村で出会った偽蟲師の男の末路が語られる。

第2話は「夏の前日」等の作者、吉田基已さんによる「滾る湯」。こちらは原作とは異なり、戦後間もない時代を思わせる昭和な世界で、とある温泉地を舞台とした物語。漫画家が出会った不愛想な青年の秘密とは。

第3話は「ヨコハマ買い出し紀行」等の作者、芦奈野ひとしさんの「海のちらちら」。おそらく現代が舞台のとても短い作品だが、今度海を眺めるときは注意して見てみよう・・・という思いが起きる作品だ。原作の「瞼の光」で2枚目の瞼を閉じようと試みた人が大量発生(?)したらしいが、それを連想させる。なお、ギンコを思わせるキャラがチラッと登場する。

第4話は「ぼくらのよあけ」等の作者、今井哲也さん作の「組木の洞」。現代版「虚繭取り」といった趣き。この世界観の作品をもっと読んでみたい。

第5話は「珈琲時間」等の作者、豊田徹也さんによる「影踏み」で、原作の「残り紅」「壺天の星」の設定が見事に現代の探偵の物語として昇華している。なお、主人公の探偵が「水曜どうでしょう」で深夜バスにやられた後の大泉洋さんに似ていて笑ってしまった(笑)。

以上、バラエティに富んだ5話で思いのほか面白かった。漆原さんの作品じゃないからと敬遠するのはもったいない。

     

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本日行われた将棋の第63期王座戦五番勝負第5局で、羽生善治王座が挑戦者の佐藤天彦八段を下し、3勝2敗で防衛。



王座獲得は23期目、通算タイトル獲得数は94期となった。

ここ数年若手の挑戦を受けている王座戦だが、毎回フルセットの激戦となっており、今回も第3局が終わって羽生王座が1勝2敗と追い込まれていた。佐藤八段はA級昇級を果たした期待の若手であり、今期も絶好調。防衛は厳しいかと思っていたが、4・5局目を連勝して逆転防衛して四冠を堅持。まだまだ羽生時代は続くようだ。

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今日は木枯らし1号が吹いた。午前中に森林公園へ行ったが、風は強いわ寒いわで昆虫の成果はサッパリ。切り替えてこの強い風を表現できないかとシャッター速度を遅くしてススキの群落を撮ってみた。

木枯らし1号~揺れるススキ

木枯らし1号~揺れるススキ

木枯らし1号~揺れるススキ

木枯らし1号~揺れるススキ

木枯らし1号~揺れるススキ

※2015年10月18日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6。

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今年1月に亡くなったオリガさんのベスト盤と、遺作となるオリジナルアルバムが発売された。

まずはベスト盤『all about ORIGA 1994-2014』。これまでオリガさんのCDはシングル『水のまどろみ』しか買ったことがなく、ほとんどの曲は初めて聴くものだ。2枚組で、Disc 1とDisc 2の1~4曲目がオリガさん作曲のもの、Disc 2の5曲目以降は他のアーティストが曲を提供したものという構成。粒ぞろいの名曲が収録されており、歌声はもちろんのこと、アレンジも素晴らしい。その中にしっかりと私が好きな姫神との初コラボ曲「Starry Tales」が含まれているのも嬉しい。そして唯一買ったシングル曲「水のまどろみ」も。「Inner Universe」は攻殻機動隊のテーマ曲バージョンとは打って変わって民族音楽調のデモ版が収録されており面白い。おそらく入門盤としても最適・・・なのだろうが、もう新しい歌声を聴くとはできない。それが本当に残念だ。

ジャケットは紙ジャケットで味わい深いのだが、袋状になった表紙と裏表紙部分にディスクを収納する仕様で、出し入れがしにくいのが難点。後述の『Lost and Found』も紙ジャケットだが内側はプラスチックで一般的なケースと同様にディスクを収納でき、ベスト盤も同じ仕様で良かったのにと思う。そしてブックレットの歌詞はロシア語のものにも和訳が無く、ロシア語を解さないものにとってはただキリル文字が並んでいるだけで不親切だと思うが、ロシアなど海外でのリリースを視野に入れた仕様だろうか。また、20年間の集大成的なベスト盤なのだし、せめて1曲につき半ページくらいは割いて解説を掲載してほしかった。他アーティストの提供曲だけさらっと一文あるだけでは寂しい。CDの中身が素晴らしいだけに、もっとブックレットをしっかり作りこんでほしかった。蛇足ながらもう一点。「Starry Tales」は姫神の星さんも作詞に参加しているはずだが、今作のクレジットでは省かれている。謎。

オリガさんのアルバム

続いて遺作となったオリジナルアルバム『Lost and Found』。こちらも2枚組で、配信のみの予定だったアルバム『Amon Ra』と、ロシア民謡のアレンジ曲のミニアルバム『The Annulet』からなる。

『Amon Ra』で印象に残ったのは2曲目のタイトル曲「Amon Ra」で、ロシア語、英語、日本語が混在する歌詞が面白い(なおこちらのブックレットは歌詞の対訳が別ページにちゃんとある)。6曲目の「Indigo」は姫神とのコラボ曲を思わせる雰囲気のあるアレンジで、もしかすると影響を受けた部分があったのかもしれない。

『The Annulet』は5曲目までがロシア民謡のアレンジで、6曲目以降の3曲は追悼の意を込めて他のアーティストが制作した楽曲が収録されている。民謡のアレンジは時に原曲の雰囲気を壊さないよう控えめに、時に大胆に、しかし巧みにされており、こんな感じのロシア民謡だけのフルアルバムも聴いてみたかったなと思うがもう叶わない願いだ。3曲目はブルガリア民謡に似たものがあったように思うが、何かつながりがあるのだろうか。6曲目は姫神の手による「Electric Sun ‘ORIGA’」で、KAGAYAスタジオ製作のプラネタリウム番組「オーロラの調べ」使用曲の別テイクを用いた曲。前半はDAISHI DANCEを思わせる激しいリズムアレンジで姫神色は薄く、クレジットを見ないと姫神とのコラボと気付かないかもしれないが、後半のストリングスはいかにも姫神。ささやきや力強い歌声など様々なオリガさんの声が織り込まれている。なお、ブックレットでは解説も含め姫神の表記がHIMEKAMIというアルファベットに統一されている。

以上、ベスト盤のブックレットに少し不満がある以外は素晴らしい2作品だった。今更ながらにオリガさんの歌声の素晴らしさを再認識しつつ聴きこんでいる。

 

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昨日は約1か月ぶりに森林公園へ。池のほとりに黄色い翅が美しいトンボがいた。キトンボだ。はっきりそれと確認できたのは初めてで、今回が初撮影。目の前でホバリングしてくれたりとサービス精神旺盛な個体だった。おかげで飛翔写真のシャッターチャンスも多かったのだが、ピントが甘かったりブレてたり。でもコツはつかめてきたような気も。

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

キトンボ

※2015年10月18日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6。

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Erbaf昆虫館を更新。内容は以下の通り。

●「漂の頁」をリニューアル。

リニューアルといっても基本的には上部のバーのデザインを変えただけで、本体部分は幅も750ピクセルのままだが、違和感は無いのでこのままで良いかと思っている。そのほか一部画像の削除と文章の内容や位置の修正なども実施。

Erbaf昆虫館・漂の頁

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2015.10.17 秋桜夕景
先日撮影した夕暮れ時のコスモス。

秋桜(コスモス)夕景

秋桜(コスモス)夕景

秋桜(コスモス)夕景

秋桜(コスモス)夕景

秋桜(コスモス)夕景

※2015年10月13日、NIKON COOLPIX L610。

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鉄道の日を記念したキッズイベントとして、普段は姫新線で活躍しているキハ127が10・11日の2日間、神戸駅で展示された。貴重な機会なので11日に行って撮ってきた。

キハ127@神戸駅
▲六甲山系を背景にキハ127 1+キハ127 1001

キハ127@神戸駅
▲223系との並び。似た者同士?

キハ127@神戸駅
▲駅名表示板とのコラボ

キハ127@神戸駅

キハ127@神戸駅

キハ127@神戸駅

キハ127@神戸駅

※2015年10月11日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD。

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川崎重工兵庫工場で製造中のトワイライトエクスプレス瑞風。車体が見られると話題になっていたので昨日見に行ってきた。

トワイライトエクスプレス瑞風@川重

川崎重工兵庫工場

工場の奥に窓の配置が特徴的な銀色の車体。これがトワイライトエクスプレス瑞風らしい。公式サイトを見ると2・3・8・9号車の「ツイン」の車両と窓の配置が同じだ。気動車という事だが形式は「キサロネ」あるいは「キロネ」か。寝台車はエンジン無しか、あるいはエンジン付きだが音を気にならない程度に防音するのか、外観・内装以外も色々気になる。

もちろん川重ではトワイライト以外の車両も製造中。JR西日本の広島地区で増備が進む227系や、東北新幹線「はやぶさ」E5系、北海道新幹線開業後のアクセス列車「はこだてライナー」733系1000番台、京急1000系などの姿が見られた。

トワイライトエクスプレス瑞風@川重

川崎重工兵庫工場

川崎重工兵庫工場

川崎重工兵庫工場

<おまけ>
兵庫運河のほとりに新幹線0系が静態保存されていた。隣にはクハ26001(151系)も保存されているようだったが、修復・復元作業中で白い幕に覆われて見れず。

川崎重工兵庫工場(兵庫運河・0系)

川崎重工兵庫工場(兵庫運河・0系)

※2015年10月11日、OLYMPUS E-620 + ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD(2・4~6枚目はNIKON COOLPIX L610)。

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