2012年8月22日朝、三宮駅へバスで赴き、地下街のチケット屋の自販機でちょっとだけ安く売られている青春18きっぷを買う・・・はずが、なんと商品の入れ替えをしたらしく販売されていない!列車の時間が迫る中みどりの窓口へ猛ダッシュ!なんとか購入し、予定の新快速に乗り込めた(汗)。

波乱の(?)スタートを切ったこの夏の青春18きっぷの旅第1弾。目的地は岡山県で、JR吉備線の沿線にあるという“夜泣き石”という怪石と、倉敷市を走る水島臨海鉄道のキハ20形が目的である。

8:23発の新快速で網干駅へ。そこで9:19発の普通列車に乗り換え、さらに相生駅で9:33発の普通列車に乗り換えて岡山駅へ。いつもの18きっぷシーズンなら岡山駅への列車は乗車率100パーセントを余裕で超えて立ちっぱなしで1時間強揺られることになる苦行区間なのだが、座ることができビックリしつつ岡山駅10:39着。よく旅で利用する列車より1本遅い列車(=両数が多い)だったのが幸いした。

さて、岡山駅では乗り換えの時間を利用してぜひ見ておきたい列車があった。それは「アンパンマントロッコ」。この5月に岩手県の釜石駅で出張中の姿を見た車両が四国に帰ってきて通常業務に当たっていたのだった。

▼岡山駅にて/NIKON COOLPIX S4
岡山駅にて

岡山10:44着の折り返しなので見られるはず・・・が、無情にも瀬戸大橋線のダイヤが乱れており、見られず。凱旋した姿を見たかったのだが・・・まあ、またそのうち見る機会もあるだろう。

気を取り直して吉備線の10:50発の普通列車に乗車。吉備線に乗るのはこれが初めてだ。

▼吉備線初乗車@岡山駅/NIKON COOLPIX S4
岡山駅にて

備前一宮駅11:01着。この駅から2キロほどの場所に最初の目的地である夜泣き石はある。

▼備前一宮駅に到着/NIKON COOLPIX S4
備前一宮駅

駅前の観光案内図に“鳴岩”の文字を発見。持参の「妖怪ウォーカー」(村上健司著)で図示された場所とほぼ同じだ。どうやらこれが“夜泣き石”で“鳴岩”ともいうらしい。炎天下の中、徒歩で向かった。

道程の大半は川に沿って歩き、30分後、“大窪”という地の図示されていたと思しき場所に着いたが・・・探せど探せど鳴岩どころか岩も無い。道行く人に訊こうにも人影は無く、万事休すかと思われた捜索開始20分後、果樹園沿いの小道の先の物置の影に発見。ホッと一息。それにしても非常に分かりにくい場所だった。

▼大窪の鳴岩(夜泣き石)/OLYMPUS E-620 + ED 14-42mm f3.5-5.6
大窪の鳴岩(夜泣き石)
物置(?)の向こうに巨大な岩が。(トリミング)

大窪の鳴岩(夜泣き石)

大窪の鳴岩(夜泣き石)
信憑性が高いという水銀採取説は逆に信じがたい気もするが・・・。

大窪の鳴岩(夜泣き石)

大窪の鳴岩(夜泣き石)
岩に穿たれた穴の列。

大窪の鳴岩(夜泣き石)
鑿の跡というのでもっと小さいものかと思っていた。

大窪の鳴岩(夜泣き石)
岩そのものも想像していたよりずっと大きい。

大窪の鳴岩(夜泣き石)

大窪の鳴岩(夜泣き石)
後ろ側も上の方に鑿跡の列がある。(トリミング)

大窪の鳴岩(夜泣き石)
結構奥行きがある。四角錐が転んだような形をした岩だ。

記事を書くにあたってざっと調べた限りでは、“夜泣き石”よりも“鳴岩”の方が一般的な名称のようで、“大窪の鳴岩”という呼称が地名も入って分かりやすく語呂も良いので採用。

「妖怪ウォーカー」によれば秀吉が備中高松城の水攻めに使うためにこの岩を割ろうとしたが、岩が泣き出したために(または割れずに石工が泣いたとも)作業中止となったとされている。鳴岩の案内板にも同様の解説があるが、こちらは岩が泣いたのではなく「鳴り出した」とあり微妙に異なる。後半の水銀採取説はなんともこじつけ感満載で、岩が泣く(鳴る)かどうかはともかく論外だろう。そもそも“信憑性”の字が間違って“新憑性”になっている(笑)。せっかく「岩が泣いた(鳴った)」という面白い話が伝わっているのだから「そうなのかあ」で留めておくのがよろしい。科学的に解釈するのは野暮というものだ。

帰りは大窪のバス停からバスに乗ろうかと思っていたが数分の差で間に合わず、結局は徒歩。30分後に駅に戻った私の目に信じがたい光景が飛び込んで来た。

▼備前一宮駅に戻ってくると・・・/NIKON COOLPIX S4
備前一宮駅

・・・駅舎の隣にレンタサイクル・・・歩かなくても良かった・・・orz

列車までまだ少し時間があったので、駅名の由来となっている“備前国一宮”吉備津彦神社へ行ってみた。3分ほどで到着。桃太郎のモデルともされる吉備津彦命を祭っている。

▼吉備津彦神社/NIKON COOLPIX S4
吉備津彦神社
鳥居の両側には備前焼の狛犬。

吉備津彦神社
立派な拝殿。

吉備津彦神社
扁額。

吉備津彦神社
絵馬は桃の形。お土産に1つ購入。

駆け足で参拝を終え、駅に戻って13:26発の列車に乗車し、備中高松駅へ。

▼備前一宮駅を出発/NIKON COOLPIX S4
備前一宮駅を出発

最上稲荷@吉備線の車窓
車窓に最上稲荷の大きな鳥居が見えた。

備中高松駅
備中高松駅に到着。

駅前のコンビニとスーパーの中間のような店でそうめんを購入し昼食。ただ味は最低でどちらかというと“餌”という感じの食事だったが(しかもプラスチック製の容器がやけにもろくて、食べてる間にボロボロと割れていった)、とにかく腹ごしらえを終え、時間的に少し厳しかったがせっかくなので備中高松城跡へ。

▼備中高松城跡へ/NIKON COOLPIX S4
舟橋@備中高松城跡
舟橋。かつては戦の際攻められないよう、浮かべた船の上に板を渡した橋だったという。

備中高松城跡
備中高松城跡に到着。

備中高松城跡
布陣の様子の解説板。

駅から片道10分ほどかかった。時間が無くほとんど往復するだけとなってしまいゆっくり見れなかったのが残念。

駅に戻り、14:12発の列車で総社駅へ。

▼備中高松駅を出発/NIKON COOLPIX S4
備中高松駅を出発

総社駅で14:51発の列車に乗り換えて倉敷駅15:01着。旅の2つ目の目的、水島臨海鉄道に乗車。

~つづく~

関連記事